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セルフプロデュースで最初にやるべき、大切なこと


「プロデュース」というと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

私がプロデューサーという仕事をさせていただく前のイメージは、芸能界などの裏方で面白いことを考えるようなキラキラした仕事。

「かっこいい気はするけれど、何をしているかよく分からない」というのが正直な感想、思っていたことでした。


プロデュースとは

実際にプロデューサーをやらせてもらうようになってから思う、私なりのプロデュースの定義は、

愛と理解と接続。

それをする人がプロデューサーだと考えています。

もうひとつ付け加えるならば、

なんとかする人。

それがプロデューサー。

もう少しだけ説明を加えて伝えるならば、

本来それが持っている価値、人であればその人が持っている魅力というものが、より多くの人に伝わる状態にすること』

だと思っています。


何かを付け足したり、より飾って見せる方法を考えたりするのではなく、むしろその逆で、私の考えるプロデュースは引き算。

その人の魅力を伝えていくために本来あるべき状態、その人らしさがよりきちんとあるがままに表現される状態を作ること。

そのために不必要な不安や恐れ、やらなければならないと思っている苦手なことなど、余計な要素を取り去っていくこと。

こんなことを考えながら日々仕事をしています。

プロデュースと言っても、自分がするのは難しいと感じられる人も多いのではないでしょうか?

自分らしさが何なのかを見つけることができない。
そして、見つけた自分らしさという価値をどのようにして活かすのがわからないなど。

この時に大事なのが、活かすための環境や、見え方・見せ方、その魅力がきちんと伝わるような説明です。


文字や音声あるいは動画など、それが分かりやすくきちんと伝わるような説明をしていくこと。そして、その価値を求めている人にきちんと伝わるような場所を選ぶことが大事だと思っています。

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分かってますよ。風な写真

求めている人に価値を伝える

セルフプロデュースで上手くいくかどうかを分けているのは、環境に要因が多いと私自身は感じています。

同じことをしていても、それを求めている人の場所にきちんと置かれることができれば、その価値は自然と伝わっていく。


営業の世界でもよく言われますが、例えば同じ「水」という商品を扱っていたとしても、水が豊富にある場所や水が湧き出ている川の源泉などで売るのと、はたまた2、3日水が手に入らないような砂漠地帯で売るのとでは、その価値も違い、本来求めている人に届けるという意味では難易度がすごく変わります。


水の例は極端な話ですが、飲まないと死んでしまう環境であればもちろん水は必要ですし、それに対して価値や値段をつける人や買う人は、もちろん多くなります。


実は、セルフプロデュースにおいても同じようなことが言えると思っています。


私がプロデュースをさせてもらっている奥さんでもある近藤麻理恵の”片づけメソッド”に関しても、片づけに困っていない人や、物を持っていない人にとって必要かというと、もちろん必要ないです。


しかし、実際に「物があふれているからなんとかして片づけたい」と思っている状態の人であれば、おそらくその価値はすごく大きなものになると思うんですよね。

そのため、私が考えるプロデュースは、求めている人にいかにきちんと価値が伝わる状態を作れるかということに注力をしています。ここは重要なポイントです。

まず最初にやるべき大切なこと

「どんな風にプロデュースしたらいいですか」とよく相談をいただきますが、まずはじめにやるべきことは、

・自分が何の役に立てる存在なのか
・自分が持っている自分らしさや価値は誰にとって価値があるものなのかを考え抜くこと

です。

それを見つけることが9割。
ほとんどの結果を決めていると思っています。

判断基準は「鳥肌が立つか」

では、私自身がプロデューサーとして、どのように価値を見出しているか、見極めているかというと、まず自分が一消費者の視点となり、どういった魅力を感じるのか、何も知らない素人としてフィルターや偏見を持たずに受け取るようにします。


その時の私の判断基準は

鳥肌が立つかどうか

です。頭で「これってどうしたらいいんだろう」と考えるよりも、自分自身の体の反応を注意深く見ています。

もっとぶっちゃけて言うと、本当に価値のあるものならば注意深く見なくても鳥肌が教えてくれると思っています。やっぱ本物は分かるんです。

例えば、本や歌、映画、映像などで「なんだかよく知らないけれど、これ感動するな」とか、「すごくいいな」と思った経験がおそらく皆さんにも一度はあると思います。その感覚を普段から研ぎ澄ませておくことがすごく大事だと思っています。


「その感動した源は何なんだろう」とそこからはじめて考え始め、これを言語化し、自分自身で要素として分解していきます。これが理解のパート。


あとは、分解したものをきちんと説明できるよう、文章や映像、画像として表現し、求めている人がいるであろう場所に届くように環境を作っていくのです。これが接続のパート。



「すごいこと言ってしまっているな・・・」と思うのですが、率直に言うとやっていることはそれだけです。あとはそれぞれの自分らしさ、持っている独自の強みは各々違うので、それをケースバイケースで設計しています。



まとめると、セルフプロデュースのコツ・ポイントは、自分らしさ、独自の価値は何かを見つけること。そして、それが活かされる環境を作ること。

ぜひ、皆さんの今日の生活や仕事に活かしていただけたら嬉しいです。

もっと詳しく学びたい方は
「川原卓巳プロデュースの学校〈上下巻〉」を読んでみてください。
日本から世界一有名な日本人になったプロデュースの舞台裏と手法を余すことなく書き切っています。


https://takumi-inc.shop/items/6540996726a382002a473b53


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