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人生を変えるために必要なこと。

自分の人生を変えたければ、大きく3つの行動を変える必要があります。

それは

・一緒にいる人を変える
・時間の使い方を変える
・場所を変える

です。

私自身も、自らの経験を踏まえて「当たり前をいかに変えるか」が、人生の中で起こる結果を変えていくと感じています。

今回は、人生を変える3つの行動の中から「場所を変える」ことについてお話したいと思います。

英語ができず、海外に移住できなかった

2016年に、私と妻である麻理恵さんは、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコに移住しました。いる場所によって「当たり前の基準が変わること」を肌で感じています。

サンフランシスコに移住した理由の一つは、海外での仕事が増えたことです。2014年、麻理恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」をアメリカで出版することが決まりました。それに伴い、アメリカでの出版講演会やメディア出演が増えたのです。

その結果、1年のうち半分程は海外で仕事をするようになり、日本とアメリカを往復する日々が続きました。

私たちの将来を考えた時に「アメリカでもっと挑戦しても良いのではないか」と思うようになったのです。しかし「英語ができない」ことが足枷となり、海外移住することに対して二の足を踏んでいました。


視野を広げると、当たり前の違いに気づく

これまでの私たちは、人生において「海外で仕事をすること」を考えたことはありませんでした。

特に私の場合は、広島の瀬戸内海に浮かぶ小さな島で生まれ育った人間です。大学進学をきっかけに初めて東京に出たのですが、私にとっては大きな挑戦でした。同時に「都会はすごいな」と、自分の当たり前が変わるきっかけにもなりました。

就職後も海外に目を向ける機会はほとんどありませんでした。海外旅行に行ったこともなく、英語は学校で勉強した程度で喋れなかったのです。2014年から海外で仕事を始めましたが、英語が喋れないため非常に不安でした。

そんな中、ありがたいことに、2015年には雑誌「TIME」が選ぶ「世界で影響力のある100人」に麻理恵さんが選ばれました。マンハッタンで行われた授賞式に参加したのですが、「これが世界か!」と影響を受けました。

そして、2016年にサンフランシスコに移住することを決断したのです。

なぜ、アメリカの中でサンフランシスコのシリコンバレー付近に住むことを決めたのか。それには、2つの理由があります。

1つは、ニューヨークと日本で仕事をすることを考えた時に、シリコンバレー付近が2つの拠点を結ぶ中間地点であったからです。

もう1つは、私自身がAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズを尊敬しているからです。スティーブ・ジョブズが暮らしていた場所に行ってみたい、彼が最後に住んでいた家の近くに住みたい、という想いがありました。実際にスティーブ・ジョブズが住んでいた家の外も拝見しました。

「誰といるか」「どこにいるか」で当たり前は変わる

その後アメリカで会社を設立し、人の助けを借りながら経営し始めました。この時、「場所を変えることで当たり前が変わる」ことを痛感しました。仕事の仕方や働き方が、全く日本とは違ったのです。

シリコンバレーでは、革新的なサービスを生み出すことに取り組んでいる人々がカフェで話をしたり、仕事をしたりしていました。そういった方々と知り合い、一緒に仕事をする中で当たり前の基準が変わっていったのです。

例えば、仕事をする上で「自分は社会や世界に対してどのような価値を生み出すのか」「インパクトを与えているのか」を考えるようになりました。

これは、まさに環境の力だと思います。

もちろん、これまでも仕事に対してやりがいやミッションを持っていましたが、「当たり前」という感覚になったのは場所や環境の力が大きいです。

普段の会話や思考が知らないうちに自分の当たり前を作り、その「当たり前」という感覚が日々の思考や行動に影響を与えていきます。だからこそ、「どんな人といるのか」「どんな場所にいるのか」は非常に大事なことです。

皆さんもぜひ「どこで暮らすか」「誰と一緒にいるか」など、改めて考えてみてください。


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