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会社とのトキメク関係性の作り方

入社する前と実際に働き始めた後で、「ズレ」を感じたことはありませんか?会社は、目標の達成に向けて仲間を集めて一緒に働くという意味では、非常に良い仕組みです。しかし、その中で自分らしく活躍するためには「会社をどのように捉え、付き合っていくのか」を考える必要があります。

今回は「会社とのトキメク関係性の作り方」についてお話します。


注目すべきは「会社の存在意義」

そもそも「会社」とは何でしょうか?

学生の頃を振り返ると、私の中で会社の定義はとても曖昧でした。小学校、中学校、高校、大学と順番に通い、就活を経て会社に勤めることが決められた一つのルールだと、漠然と思っていました。

会社とは「一人では成し遂げられない目標に向かって、同じ志を持つ人が集まり、行動していく」そのために作られた仕組みです。

大企業や有名な会社であるほど、社名や事業に注目しがちですが、どのような目的を持っているのか知ることが重要です。


「会社の目的」に共感できているか?

会社は、社員一人ひとりの特性を見極めて、適切なポジションに配置しています。事業だけに目を向けてしまうと、自分がやりたいことに対して、会社とのズレが生じてしまうことが往々にしてあると思います。

最も重要なことは「何をするか」ではなく、「組織が何を目指しているのか」「その目標に自分は共感し、一緒に成し遂げたいと思えるのか」です。

これから入社する会社の活動と、自分が成し遂げたい目標が一致しているのであれば、とても幸せなことだと思います。しかし、中には入社した後に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、自分の目的と会社の活動が一致しているか、立ち返ってみてください。


会社とのズレを感じたら、目的に立ち返ろう

私が、なぜ会社を経営しているのか。その理由はとてもシンプルです。

今、世の中に存在している会社では、自分の目標を果たせないからです。

私は現在、複数の会社を経営しています。そのうちの一つは、近藤麻理恵さんが提唱する片づけ術「こんまりメソッド」を世界中の人に実践してもらい、多くの方がときめく人生を生きることを目指した会社です。

「Organize the World(世界を片づける)」をパーパスに掲げ、「一人でも多くの方が片づけを終わらせて、ときめく毎日を過ごす」ことを実現すべく、事業を展開しています。

例えば、

・こんまりメソッドを使った片づけレッスンを提供する「こんまり流片づけコンサルタント」を育成する
・こんまり流片づけコンサルタントが活動しやすい環境を整備する
・「人生がときめく片づけの魔法」「おしゃべりな部屋 」など、多くの方にこんまりメソッドを知ってもらうために、本を出版する

など。

目的を達成するために、社員や関わってくださっている方に「『一人でも多くの方が片づけを終わらせて、ときめく毎日を過ごす』というミッションを達成できるのであれば、何をしてもいい」と、常々言っています。

もし会社とのズレを感じたら、この会社は「誰のために、何のために、なぜ存在しているのか。それを実現するために、今自分は何を求められているのか」を考えましょう。

自分らしく生きるために、本質に立ち返る

『SENSE-自分らしさ探究室-』では、「自分らしさを見つけ、情熱を活かして、自分らしく生きていく人を応援する」ことを掲げています。

「自分らしく生きていくためにはどうしたらいいのか」という本質に立ち返ってみれば、自分は「何がしたいのか」「何を得たいのか」が明確になります。同時に「何がズレているのか」「どうすれば改善できるのか」に気づけます。

とはいえ、自分の目的を考える機会は少ないと思います。

つい、テストの点数や偏差値、売上など、わかりやすい評価に目が行きがちですが、一度きりの人生をより良く生きるためには「誰のために、何のために、なぜそれをしているのか」を、都度思い返すことが非常に重要です。それこそが、人生を形成する上で大きな違いを作ります。

もし仮に、私が学生の頃に戻れるのであれば、「大事なのは目的だ。誰のために、何のために自分が存在していて、何をしていきたいのか考えろ」と伝えたいと思っています。ぜひあなたも、真剣に人生の目的について考えてみてください。


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