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心理的安全性のつくり方
今回は「この場所は心理的に安全な環境かも?」と思える環境づくりのコツについてご紹介したいと思います。
心理的安全性
この場所は自分にとって安全な場所である、と思える環境のこと。心理的に安全であるという状態のこと。
心理的に安全な環境が整えられることは、仕事場の環境において非常に重要なポイントだと言われています。
昨今の研究では、この心理的に安全な環境「心理的安全性」を担保することが、生産性や創造力(クリエイティビティ)を高める非常に有力な方法とされてもいるんですよね。
では、心理的安全性を高めるためにはどのような場所、環境づくりが必要なのでしょうか。
今回は私が実践している「恐れ」と向き合うこと、「愛情」を持って関わることを中心にお話してみたいと思います。
「恐れ」を手放すこと
まず初めにこの「心理的に安全な状態」というのは、仕事をプロデュースする上でマスト中のマスト、超重要なポイントです。
なぜかというと、本当の自分、素の自分を出していけるようになるためには、「恐れ」を排除、手放すことが大事だからです。
本当の自分を出そうとすると、「恐れ」という最初の壁にぶつかってしまいませんか?
相手から「どんなふうに見られているだろう?」とか「こんなことを言ったら怒られるんじゃないか」「変だと思われてしまうんじゃないか」など、評価に対しての「恐れ」が現れてしまいます。
私ももちろん、「ちょっとでも普通の人に思われたい」とか「ちゃんとした人に思われたい」と思っていた過去がありました。しかし、このような環境では自分らしさから程遠い「こうした方が良い」とか「こうあったほうがいい」「こうあるべき」などの”べき論”の方になってしまいます。
「恐れ」を排除して、手放しすことで初めて、自分らしさや素の状態に向き合うことができると思います。まさに、「Be Yourself」の状態になんです。
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まずは自分から曝け出していくこと
私は「恐れ」をなくすために、まず自分から曝け出すことを意識的にやっています。イメージでいうと、その環境で「ここまでは大丈夫だよ」という基準を作っている状態。周囲のハードルを下げることです。
私が先に自分を曝け出しておくことで、周囲は「あ、こんなことまで言っちゃって大丈夫なんだ」とか「こんなことまでしても大丈夫なんだ」と感じてくれます。
「もう川原さんやっちゃってるし」という安心感から「安全な場所だ」と認識できるようになるのです。
環境づくりをするならまずは自分から率先してやらかすことです。
いきなり最初から、自分が何かをやること、やらかすことは難しいと思いますが、逆にそれを私がしておくと、その姿を見た周囲の人が「あ、ここまでOKね」という環境づくりができるようになります。
私はそのために結構いろいろとやらかしています。自慢のようにいうのも変な話ですが、お酒の席でのこともそうですし、仕事の場でもそうです。真面目風に言うなら「心理的に安全な環境だよ」ということを表現しています。
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でも、勇気がとても必要なことであり、難しいことですよね。
少しずつ自分らしさを出せる場所、制限のない状態を作っていくことによって、「あ、じゃあここまでやってみようか」とか「この人にだったら話してみても大丈夫かな」と思える環境になれるのではないかと思っています。
「愛情」を持つことが大前提
もう一つ大事にしていることが「愛情」をもって関わることです。どんな話をしていても大体この「愛」というテーマに辿り着きますが、相手のことをどのくらい心から思っているのかというところが凄く大事です。
例えば、スキル的に心理的安全な環境を作ろうとしていたら、いずれバレてしまったりするわけです。人の感性やセンサーはとてもすごく敏感です。第六感で違和感やなんかこの人なら大丈夫そう、みたいな感覚は感じたことがあると思います。
私自分自身がプロデューサーとしての能力で自慢できる箇所があるとすれば、「恐れ」をゼロの状態に作ることができるという点です。私自身、本当に100%その人が何してもOKって思っています。いち早く何かやらかしてくれたりとか失敗してくれたらいいのにーとか、そういう状況を待っているぐらいの状態ですね。
人はそうなったときに初めて、本当の意味での気づきや痛みを伴った改善、「こうなりたい」という心の声や叫びが出てくると思います。その時に、私は一緒に居たいのです。大丈夫だよって。
そこから時間を共有し、「じゃあここから未来どうしていこう?」と横に立って支えていける存在がプロデューサーだと思っています。
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「だからこそ好き」が大切
プロデューサーの仕事って、まさにお互いに人生を作っていける仕事、人生を交わらせていく仕事だと思います。だから私は本当にこの仕事が好きです。ひとりでも多くの方に、この愉しい生き方をお伝えしたいなと思っています。
まとめると、「心理的に安全な環境」を作っていくポイントは二つです。
1.自分自身から曝け出していくこと。
2.愛情をもって関わること。
このポイントを抑えた人が集まっている場にいくと、本当に心がほぐれて、安心することができます。やっぱり自分のことを気にしなくていい、相手のことを本当に思っていられる時間が増えるので、やはりクリエイティブになりますし生産性も高まります。
ぜひ心理的安全性について参考にしてみてください。どんな方にもお役に立てると思います!
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