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人間関係を良くする秘訣は、自分が求めているものを知ること
今でこそコミュニケーションをとるのが得意な、私。
しかし、昔から得意だったわけではなく、苦労した時期もありました。
私の父は、海上自衛隊の自衛官でとても怖く厳しい人でした。
子どもの頃の私は、常に父親に怒られないように気を張りめぐらし、気がつけば
「周りから今、どう思われているのか」
「とにかく間違えてはいけない」
と強く思い続けるようになりました。その結果、自分の思ったことをなかなか言えず、我慢することが良いことだと思って生きてきました。
こうやって過ごすうち『人の求めに応えることを最優先し、怒られないように生きていくスキル』が 身につき、小学校時代は優等生でした。しかし、先生からすれば ”いい子” でも、クラスメイトからは ”いじめの対象” になってしまい、「先生から褒められるように振る舞うだけでは上手くいかない」ということを学んだのです。
それ以降も、色々な人がいる中での自分の立ち位置やバランス、どのように立ち振る舞えばいいのかということに、とにかく悩んできた人生でした。
人間関係を劇的に好転させた、一冊の本との出会い
人間関係が劇的に良くなったキッカケがあります。それが、
「グラッサー博士の選択理論」という心理学に出会ってから。
選択理論心理学とは、シンプルに言うと”自分の人生や自分の行動は全て選択である”という考え方を遺伝子に基づいて紐解いた心理学のことです。
これは、僕にとって人生でも一番ぐらいの大きな変化でした。
”自分が何を求めて生きているのか”を知ろう
人間関係を良くする秘訣としては、まず「自分が何を求めて生きているのかを知る」ということです。
「自分」という人との付き合い方を自分で良くし、
自分を幸せにできるか。
これができていないのに「人との関係が…」と言っている人がとても多い。他人との付き合い方うんぬんの前に、「自分」が何を求めているかを知り、自分で自分を幸せにできる人間になること。それこそが、人間関係をよくするために最優先で必要なことだと学びました。
自分が人生で求めていることは5つしかない
皆さんは「自分が人生で求めていることは何か」と考えた時、どんなことをイメージしますか?選択理論心理学では、自分が人生で求めていることは5つしかないと言われています。
・健康
・人間関係
・やりがいのある仕事
・お金と時間の自由を得られること
・生きがいややりがい(楽しみ)
僕たちは、この5つのことを求めて生きる存在であり、それを満たす方法は人それぞれ違うのです。だから、自分で考え、選択していくことが求められます。
相手は自分とは違う生き物であり、人生で求めていることも違う
コミュニケーションスキルとして、もう少しだけ突っ込んだ話をすると、「自分が求めていることがあるように、人にはそれぞれ人生で求めていることがあり、それが全員違う」ということです。
「良かれと思って」という言葉にも表れるように、人はつい「自分がしてほしいこと=他の人もしてほしいこと」だと思ってしまうことがあります。そして行き違いが生まれ、人間関係が上手くいかない…となってしまうのです。
まずは相手が大前提として、まったく違う生き物だと知っておく。
コミュニケーションを上手くとりたい、人間関係を良くしたいのであれば、相手が何を求めているかを想像したり聞いたりして、それを満たしてあげましょう。このような関わり方をすることで、必ず人間関係は良くなります。
”自分から満たす” ことも人間関係を良くするには大事
もう一つ大事なのが「まずは自分から満たすこと」です。
真面目な人や良い人であればあるほど、つい自分のことを後回しにして、他人のことを優先させようとする傾向があります。しかし、それを続けると当たり前ですが辛くなってしまいます。
私自身は、「人のために!」と思って動いていても、得られた結果に納得ができないと、とても不満が溜まり、不満を解消するためにお酒を飲むと荒れるということを繰り返していました。少しずつ ”自分から満たす” ようになって、人間関係が良くなっていきました。
自分が何を求めていて、何を満たしてあげたら心が喜ぶのか、人間関係に悩んでいる人は、まず自分の内側から向き合ってあげてください。
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