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プラハ・セックスマシーンミュージアム

こちらは僕が2018/12/26-2019/02/04までヨーロッパをヒッチハイクで旅したときの記録です。本人はいまケニアでボランティアをしています。現在、クラウドファンディング公開中なので応援よろしくお願いします!詳細は一番下で!

基本的に僕のこのヒッチハイクは「行きたい場所があるから行く」というよりかは、「ヒッチハイクをしたいから行く」という気持ちの方が強いです。

なので特に目的地も定まっておらず、宿の見つかりそうな大都市を転々としています。基本的に各国の首都を目指す形です。一応軽く調べてはいますが、僕は歴史に疎く、建築物を見てもスゲェとしか思えない残念な男なのでそのときそのときで行きたい場所は変わります。目的地さえも一期一会です。

その分、予期せぬ美しい街・感動する場所に出くわした時の感動はすごく大きいです。プラハはそんな街の一つです。僕はこの街にいい意味でも悪い意味でも感動しました。

前回の記事でも貼りましたが、プラハは街並みがとにかく綺麗。もはや街全体が観光地です。

クリスマスマーケット?がまだ残っていました。冬の観光はヨーロッパに向かないといわれますが観光客も少ないし、雪の積もる綺麗な建物も見れるし、クリスマスもあるし、僕はそこまで悪いとは思いません。天気は基本的に悪いけれど。

こういう隠れた誰もいない路地裏がすごい好き
スマホの待ち受けにしています

何軒も連なった赤い屋根の家。庭に埋めた柿の種もクレヨンの落書きもありませんが、美しい。曇りでも風情があってとてもきれいです。

基本的に僕が好きなのは、目的地を決めずにあてもなくぶらぶらして、見つかった面白そうなところに向かうことなんですが、プラハはそんな僕にとって大好物の町でした。

そんな感じで街中を歩いていると、一つ博物館を見つけます。

おわかりいただけただろうか。その名もSEX MACHINE MUSEAM. 好奇心しか湧かなかった僕の足は、この場違いな博物館に一直線に向かいました。

中に入ると

おっふ。


一発で趣旨のわかる素敵なお出迎えでした。というわけで下ネタ満載の記事になります。苦手な人はそっと戻るボタンをおしてください。

さて、これは入るしかねぇとさながらインディジョーンズのごとく、ワクワクしながら受付へと向かう。

博物館に入るときは学割があるかどうかを聞くのが基本。しかしここは内容が内容である。この博物館に学割を適用したところで、いったい学生の何に貢献するというのか。ナニにしか貢献しないだろう。

とは思いつつも一応学割ある?と聞いてみるとあるよ、と。あるのかよ。プラハの性教育は進んでいる。ここにも春が来ていた。

いざ行かんと勇ましく足を進めると出迎えてきたのがこちら

おっっふ。

壮大なレセプション。これにはヒルトンも勝てない。いったいどんな趣旨で飾っているのか…説明を読んでみる。

あれ?KANAMARA MATSURI…こやつ日本から来ておる

なんてこった。同じ日の丸を背負いし者たちが、東欧の地で奇跡的に巡り合ってしまった。背負うというよりかはぶら下げているけども。

ちなみにかなむら祭りは神奈川県で行われている、Penis Festivalとのことです。(*説明欄より)子どもを授かるように祈るためのお祭りだそうです。

そしてこの博物館、日本のものはこれだけではなく他にもありました。

優美な息子さんですこと。芸者専用の大人のおもちゃだそうです。日本の文化はこんなところにまで轟いていていました。僕が見渡した限りではアジア圏でこの博物館に所蔵されている展示品は日本だけである。陽の出づる国から昇るのは太陽だけではなかった。

この博物館は人間がエロのこととなるといかにクリエイティブになれるかということを体現している。たとえばこちら。

なにこれ?と思うかもしれませんが、これ中がスクリューになっていて水道から出る水の勢いで中が回転し、俺たちのウナギを刺激するという代物。アホである。なんというかひたすらにアホであるどこからこんな発想が生まれるのか。

これを描いた画家はいったいどんな気持ちでこれを書いたのだろう。便器のような椅子が展示されていたのですが、その使用方法が記してある。どのシュチュエーションで使うのこれは…

ではここでクイズ。これは何に使われるでしょうか?

とても大人のおもちゃには見えない。おもちゃというよりかデカすぎて遊具になってますが。


正解は

セルフスパンキング器でした!!!手元のバーで後ろのこのおしりをたたく棒を発射・装填できるそうです!!!


あほすぎる。

でも大好きだぜこういうの。開発した人とお酒を飲みかわしたい衝動に駆られる。

中には水蒸気を利用した大人のおもちゃもあり、産業革命の波は止まるところを知らねぇなと忍びなさを感じる。さすが大英帝国。もうEU抜けていいよ。

後この博物館、説明の文がシュール。たとえば、

このぬいぐるみ、上と下のギャップが激しすぎますが、見てほしいのは説明文。うまく訳せてるか不安ですが、こちら

”テディベア―が大人のおもちゃへと姿を変えた。
このち〇こは最速1分に60回の速さで振動する。”

なんというかもう突っ込みどころありすぎて拾いきれませんが、このとき英語を勉強してきて本当によかったと。ええ。そう思いました。

そしてこの博物館、意外にも女性の方が多かったです。というかカップルの方も。そしていたるところから笑い声が聞こえてきます。

「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」と高橋優は歌っていますが、その笑顔の隣にはエロがあるのです。笑う門に訪れるナニかなのです。

しかし国籍関係なく笑えるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。ニュルンベルクで飲み明かした時もそうでしたが、人種の壁も言葉の壁も超えて笑顔でいられることは本当に素晴らしい。

そしてこの博物館最後のシメ。1920-50年代のAVがなんとタダで見れます。白黒です。中は小さいシアター形式になっていて、僕が入ったときはもうすでに満員でした。みんなおんなじタイミングで笑って、おんなじタイミングで声を上げて、なんという一体感。

中学の時の合唱コンクール以来だ。平和はここにある。エロは世界を救う。

次のG20はぜひSEX MACHINES MUSEAMで、世界の課題を笑顔で解決してほしいと思います。

ではこの辺で。
たくさんの粗相を失礼しました。

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僕の住んでいる島は、HIV罹患率が非常に高いため、HIVテスト受診促進のためのプロジェクトと、学校に介入して性教育や、HIV/AIDSの授業を行うことで、若者のHIV感染を防ぐことを目的としています。詳細は下記のリンクから!もしプロジェクトに共感していただければ、1500円からサポートできますのでよろしくお願いします!

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熊谷拓己
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