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熊谷拓己
2019年10月30日 18:34
そろそろこっちに来てから一ヶ月。もう島の生活にも慣れてきて、途上国農村部での生活というものが どういうものなのか少しずつわかってきた気がします。一つは、幸せなときもたしかにあれば、一瞬でそれが崩れ去ってしまう弱さとともに生活しているということ。そしてもう一つは、自分、というか外から来た人にとってはときおり目を瞑りたくなってしまうような出来事と日常的に向き合わなくてはいけないということ。
2019年10月29日 19:51
最近、Ekialo Kionaと呼ばれる保健センターのようなところに通い始めました。僕のホストマザーの経験もあって、ここの保健系の事情について知りたいと思ったからです。ここでは、急病・怪我になった患者を救急ボートで運んだり、HIVに感染した人たちの心理的サポートを行っていたり年に何度かあるサッカーイベントに医療班として帯動したりしています。ここはアメリカの団体からの資金によって建
2019年10月27日 03:46
今朝、買い物にいくとたまたまホストマザーに遭遇しました。いつも朝御飯に食べるマンダジというドーナツのようなものを買いに来ていたみたい。奇遇だね~みたいに話していると、突拍子もなく「あなたに買って欲しいものがあるの」と言われます。正直またか…という気持ちでした。とりあえず何がほしいの?と聞くと170シリングのシャンプー。結構高いな…いや日本円にすると170円とかそんくら
2019年10月25日 22:21
この間朝起きて、歯を磨くために部屋に戻る直前うちの小学生の女の子に話しかけられました。「今日遠足なんだけど、うちにお金がないから代わりに払ってくれない?」来たか。これ系のお願いは結構あります。というかこの子から頼まれるのはこれがはじめてじゃない。以前も肌用のクリームを買ってくれとせがまれたことがありました。なんでも極端な乾燥肌らしく、いつも使ってるクリームがないから買ってきて
2019年10月25日 22:17
木曜日、僕が所属しているCBOの代表に「明日葬式あるけど、来る?」と誘われ、そんな葬式って軽く誘うもんだっけと思いましたが、まぁ行ってみたいし行くかと軽いノリで行くことにしました。そして金曜日。家からすぐの船着き場に向かい、小さなエンジン付きの船で葬式のある本島へ。人が乗り込むたびに揺れる揺れる転覆する勢いで揺れる揺れる。なんでもここの地域では結婚と葬式は深く結びついており、結婚した場
2019年10月25日 22:13
「途上国の人々は貧困の中でも幸せそうだった」っていうフレーズを学生NGOやってる人とかスタディツアーで途上国を訪れた人たちからよく聞きます。僕もそうでした。実際に行ってみたら思っていたよりも子どもは学校にいるし、笑顔で楽しそうに過ごしている村人を目にすることもできます。だからそう思ってしまうのも無理はないかもしれません。でも、それはあくまで彼らの一面的な部分にしかすぎません。僕らが生活する