ラジオと生活と、明日のこと。
好きなラジオ番組が終わった。
聴き始めたのが初回放送からだったので2014年のことらしい。まだ大学生だった。
7年間毎週聴いていたラジオが終わると発表された時、何にも変え難い感情になる。もしかしたら学校の卒業と同じかそれ以上に寂しいものかもしれない。何度もその折に立ち会ってるのに、全く慣れない。
2014年番組開始当初のタイトルはTBSラジオの「デブッタンテ」
30分×2番組で1つのタイトルだった。
ハライチとうしろシティ、それぞれのコンビがトークやコーナーを繰り広げる所謂芸人さんの深夜ラジオ鉄板のスタイル。
時同じくしてニッポン放送で3年間の伝説を残して爆散したアルコ&ピースのオールナイトニッポン、僕が人生で一番好きな番組であり、ここだけの話ちゃんとハガキ職人として生活していた頃。
(一応隔週で読まれるくらいにはしっかり毎週27時から聴いて投稿していた)
2016年秋アルピー(今後敬称略)ANNが終わって半年後、デブッタンテの2組とアルピーでTBSラジオ24時台3兄弟と銘打たれた番組が始まる。
火曜24時〜 アルコ&ピースのD.C.GARAGE
水曜24時〜 うしろシティ星のギガボディ
木曜24時〜 ハライチのターン
当たり前のことを言いますが、ラジオ番組が始まる時、終わる日のことを考えてないんですよ。
だからこそ、迂闊に聴き始めて、迂闊に好きになって、気付いた時には生活に不可欠な存在になる。
そうやって好きな芸人さんが増えていく。良いのか悪いのかそういうサイクルの中で今の僕が出来上がりました。
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そうそう、ラジオが終わったって話、冒頭書いたくせに、まだしてませんでしたね。
2021年3月23日24時〜25時をもって、うしろシティの星のギガボディが終わってしまいました。
3組の中では確かに圧倒的にテレビ露出が少なかったのですが、ラジオではいろいろな挑戦をしていました。
生放送でリスナーを呼び出して赤坂に大集合させたり、ラジオなのに料理作ったり、勝手にインタビューロケしたり、極め付けはフィンランドで開催されたデスメタル編み物選手権で世界一になったり。
ラジオが好きで、単独ライブにも行ったし、クラウドファウンディングにも参加したし、いろいろな形でうしろシティを盛り上げようと思い、その活動に"参加"しました。
僕だけでなく、リスナーはみんなそうだと思います。
芸人さんに愛を伝える方法って少ないんですよね、ライブに行くとか、グッズを買うとか、本当そういうリアクションでしか貢献できない。
結局長々と書いて、何が言いたいのかって言うと。
人の数だけ夜の過ごし方があると思うのです。
僕は、あくまで僕の話ですけど。
毎日が少しでもワクワクしたり、ドキドキしたり、そんな少しの期待が日々あるだけで人生が豊かになる気がするんですよ。
僕にとってはそれがラジオ。
明日は火曜だからアルピーのトークが聴けるし、向井さん(パンサー #むかいの喋り方)も聴ける、水曜はうしろシティに佐久間さん、木曜はハライチ、金曜は三四郎も霜降りも!、土曜は待ちに待ったオードリー!!なんて。
(もっとあるけどめっっっちゃ略します)
如何に日々のワクワクを保てるか、それってすごく大事じゃない?
毎日新鮮なトークが聴けるって幸せだなってつくづく思う。
だからこそ、生活になくてはならない存在になってしまった番組が終わるのは卒業よりも寂しい、永遠の別れみたいな気持ち。
別の番組で観るその芸人さんは違うんですよ、ラジオだけの顔(声?)があって一対一のコミュニケーションのような感覚で、そこには信頼とか絆とかが確かに存在するのです。
好きになるって最高に幸せで、究極に残酷。
だからこそ、好きなラジオは全力で応援しなきゃ。終わるとき、後悔しないように、参加しなきゃいけないのです。
ラジオが趣味になったのは2009年ごろ、だから10年くらいかな、毎年3月が怖い。出会いと別れの季節とはよく言ったもので。
終わりが決まってからじゃ遅いから。
今、聴いてる番組が終わらないために、正規のルートで、ラジオでもradikoでもいいから、ちゃんとその芸人さんに想いが伝わる形でリアクションして、芸人さんにもそれが届いて、最終的にはその対価が正しく還元されるべきだと思う。
芸人さんとよふかしする時間、悪くないよ。
まだラジオ文化が根付いていない、この文章を読んでくれたあなたへ。
好きなラジオが続くことを祈って。
明日もまたよふかししよ。
ラジオを聴いて生きること。
#1 完
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