AI画像のアップスケールツール比較:ストックフォト用途での検証
こんにちは。Takumiです。今回は、AI生成画像をストックフォト用にアップスケールするツールをテストしましたので、その結果をシェアします。
テスト対象ツール
Freepik
Krea
Leonardo
Magic Image-Refiner (Replicate)
Topaz Photo AI
Flux Schnell (Krita) + Leonardo + Topaz Photo AI
テスト結果と考察
コストと効率の観点から最適な組み合わせ
まずすべての画像をTopaz Photo AIでバッチ処理
人物が入っていない画像は、この処理だけで充分な品質が得られることが多い
ツール本体の価格は約20,000円だが、買い切り型のため大量処理する場合は1枚あたりのコストを抑えられる
バッチ処理機能により、大量の画像を自動的に処理可能
Face Recovery Gen2機能により、AI画像生成でよく見られる顔の歪みや不自然さを効果的に修正できる
特に目や口元など、細かいディテールの修正に優れている
選別した画像の追加処理
特に気に入った画像や人物が入っている画像は、Leonardo.AIで設定を調整しながら処理
手の修正など細かい調整が必要な場合は、Kritaなどのツールを使用
注目すべきポイント
Magnific.AIは素晴らしい仕上がりだが、1枚0.2ドルのコストがかかるため、ストックフォト用途では現実的ではない
各ツールには細かい設定機能があり、時間をかけて調整すればより良い結果が得られる可能性がある
AI画像生成で対応できる需要の高いカテゴリーが多いため、まずはTopaz Photo AIで処理できる画像の制作に注力するのが効率的
現状のAI画像生成では出力が難しい絵柄については、より高性能なAI画像生成の登場を待つことも検討に値する
テスト用画像について
テストの画像生成には、Mystick 2.5(Midjourneyと同等と評価されている)を使用しました。
アップスケール後のイメージ
Freepik Upscale
4000x3110
Topaz Photo AI
9216 x 7168
Krea
2048x1592
Leonardo.AI
Ultra mode
3456x2688
Leonardo.AI
Ultra mode
3456x2688
設定を強くしたので綺麗になったが顔が変わる