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AI画像のアップスケールツール比較:ストックフォト用途での検証

こんにちは。Takumiです。今回は、AI生成画像をストックフォト用にアップスケールするツールをテストしましたので、その結果をシェアします。

テスト対象ツール

  • Freepik

  • Krea

  • Leonardo

  • Magic Image-Refiner (Replicate)

  • Topaz Photo AI

  • Flux Schnell (Krita) + Leonardo + Topaz Photo AI

テスト結果と考察

コストと効率の観点から最適な組み合わせ

  1. まずすべての画像をTopaz Photo AIでバッチ処理

    • 人物が入っていない画像は、この処理だけで充分な品質が得られることが多い

    • ツール本体の価格は約20,000円だが、買い切り型のため大量処理する場合は1枚あたりのコストを抑えられる

    • バッチ処理機能により、大量の画像を自動的に処理可能

    • Face Recovery Gen2機能により、AI画像生成でよく見られる顔の歪みや不自然さを効果的に修正できる

      • 特に目や口元など、細かいディテールの修正に優れている

  2. 選別した画像の追加処理

    • 特に気に入った画像や人物が入っている画像は、Leonardo.AIで設定を調整しながら処理

    • 手の修正など細かい調整が必要な場合は、Kritaなどのツールを使用

注目すべきポイント

  • Magnific.AIは素晴らしい仕上がりだが、1枚0.2ドルのコストがかかるため、ストックフォト用途では現実的ではない

  • 各ツールには細かい設定機能があり、時間をかけて調整すればより良い結果が得られる可能性がある

  • AI画像生成で対応できる需要の高いカテゴリーが多いため、まずはTopaz Photo AIで処理できる画像の制作に注力するのが効率的

  • 現状のAI画像生成では出力が難しい絵柄については、より高性能なAI画像生成の登場を待つことも検討に値する

テスト用画像について

テストの画像生成には、Mystick 2.5(Midjourneyと同等と評価されている)を使用しました。

清々しい朝もやの森を背景に、ハイテクなエコ機能(ソーラーパネル、螺旋状の風車、緑化壁、スマートガラス)を備えた25平米のモダンなタイニーハウスのウッドデッキに、裸足で立つ3人家族(白リネンシャツの父、クリームドレスの母、青いドレスの7歳の娘)を、建築物のディテールと共にゴールデンアワーの光の中、鮮明に捉えたフォトリアルな画像。解像度:2000x1555 px

アップスケール後のイメージ

Freepik Upscale

4000x3110

https://www.freepik.com/

Topaz Photo AI

9216 x 7168

Krea

2048x1592

Leonardo.AI

Ultra mode
3456x2688 

Leonardo.AI

Ultra mode
3456x2688 
設定を強くしたので綺麗になったが顔が変わる

batouresearch / magic-image-refiner (replicate)

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