20年以上前に手汗が凄くて手術した話②
病院から帰ってきた後、親に手術を受けたいことを話し、その後親と一緒に改めて病院に行き手術をすることが決まりました。
その際、事前にどんな手術になるのか、手術の映像を見せてもらったのですが、内視鏡手術とは言え体の深く(背骨の付け根)を処置するので思ったよりもえぐい映像でした。。
ただ決心は変わりません。
全身麻酔が必要なので、手術の2日前から入院することになりました。
それまで人生で一度も手術で体を切ったりしたことがなかったので、手術の前日の日は寝付くことがなかなかできませんでした。
手術は午前中に行ったのですが、術前に症状を見てみたいという医師が3人部屋に入ってきました。
その医師達に手のひらを見せると、
「おぉ〜、これは凄い。。。」
と3人とも驚いていました。
色々な症例を見ている医師が驚くのであれば、やっぱり自分の手汗は異常なんだと思いました。
その際に症例として写真を撮らせて欲しいと言われ、何枚か写真を撮りました。
今でもどこかで自分の写真が重症な例として使われているかもしれません。
そして手術の直前に、その後の全身麻酔のために入院している部屋で筋肉注射を打ちました。
インフルエンザの予防接種も筋肉注射だと思いますが、打たれた感覚はそれとは違い、腕のかなり深いところまで針が入った感じがあり、痺れるような感覚がありました。
そして担架に横になって、手術台まで運ばれます。
目の前によくドラマとかで見る手術台上にある眩しい照明があります。執刀してくれる先生が僕の口に全身麻酔用のマスクを被せました。
こんなので本当に意識がなくなるのか、
と思った瞬間に目の前の景色が手術室ではない、別の部屋の天井に切り替わりました。
続く