反対説を意識した理由付けの書き方
今日は反対説を意識した理由付けの書き方についてお話します。
【1】理由付けで反対説に触れるべきか
私個人の意見として、時間が限定されている司法試験の現場で反対説に言及することは極力避けるべきだと考えています。反対説を書こうとすると、これに対する再反論も書かなければならず結果的に文字数が大幅に増えます。よほど特殊な事情がない限りは、反対説には言及せず、自説をサポートする端的な理由付けを一言添えるにとどめるという直線的なロジックを採用することをお勧めします。
【2】論述で反対説を意識(民法468条を例に)
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