特定判例に対する言及が求められた場合
司法試験では特定判例に対する言及が求められる場合があります。その際に当該判例を知っていれば問題はありません。問題は当該判例を知らない場合です。そのような場合に「判例を知らないからお手上げだ」とならないようにするために日頃から対策を考える必要があります。
【1】受験生の多くは判例を説明することはできない
まずは相場観を把握しておくことが大切です。受験生の多くは特定の判例を指定されてもその内容を説明することはできません。受験生の頭の中には複数の判例を踏まえた体系化されたひとまとまりの理論が蓄積されているのが通常であり今更個々の判例が何を言っていたのかなんて覚えていないのが通常だからです。分からないのは自分だけではない。まずはこのことを意識してください。
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