ステージが上がる瞬間に人が離れるということ。
いろんなフェーズの段階の人を見てきた。
独立してから、2年と3ヶ月。
ステージを上げていく人たちがたくさんいる。
そんな瞬間に、
共通していることがある。
”人が離れていく”
ということ。
そして別の人が集まってくる、ということ。
僕自身もそんな瞬間はくるわけであるけれど、これはなんで起こるのだろうか。
逆の立場になってみたらわかりやすいかもしれない。
1年目からお仕事もらえてるパートナーがいたとして。
最初だから、実績になるから、と低単価で受ける状況があります。
でも2年目がきて、それなりに仕事がもらえるようになってきて。
そんな状態のとき、
1年目から一緒にやってきた人たちからは変わらず2時間1万円だけど、新しいお客様は自分の制作物をみて、2時間で5万円の案件をくれたりして。
じゃあどっちがいい制作ができて、自分の生活も安心できるのか、といったら後者なわけである、ということが増えてくる。
たぶんここで、
今までの関係性よりお金なのか、
じゃあ交渉すればいいじゃん、
っていう話になる。
でもそんな単純な話じゃない。
お金抜きに好きだ、っていう思いがあるからこそ、自身の生活や他のお客様との関係性を天秤にかける心臓への負担と相手を思ってこその交渉ができない不安。
それは僕や僕の周りのクリエイターからめちゃくちゃ話を聞きます。
どうすればいいのか、っていう話も難しいけれど、
僕がクライアントやディレクター側の立ち位置になるときは、
売上が上がったら最低限の組織の持続性を保った利益は担保するけれど、一緒に走ってきた協力者への還元を先にするかなと思う。
昨日のnoteにも書いたことと同じなのだけれど、みんながステージをあげることが一番はやく、一番長く、一番遠くまで行ける成長の可能性なのだと思う。
相手を想うこと、みんなを勝たせること。
常に、お客様、協力関係者、自社の社員、家族、自分、とまず生活する最低限の安心と質への投資を心がけたいと思う。
はたまた、離れていく人、はどうしたら良いのだろうか。
その組織やその人とは一緒にやれないから離れる、はちょっと悲しいけれど…
やはり交渉をしっかりするべきだな、とは思うのですが、
うーん、悩みないですか?とかやっぱお酒飲みにいくとか…
ちゃんと話すしかない気がするのですよね。
(盛大なるブーメラン。苦手中の苦手。めっちゃ傷つけそう。いや傷つきそう。思ってること話して無理だ、って言われたら離れるしかないので…)
クロアチアでバスケしてたシーンをたまたま撮ってました。