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【永久保存版】仕事にしたいカメラマンさん、撮影を内製化したい編集部のみなさまへ送る、インタビュー撮影のイロハ。
いま、オウンドメディア業界がとんでもなく荒れていますね。総崩れ、クローズするメディアばかりだとか、Twitterを見ていたらとても不安になります。
ううん、僕はオウンドメディア、好きですけどね…。
作り手の考えがわかるし、そのサービスの思いを知れたりする。
オウンドメディア談義を最近見てて僕も実務責任者やってますので少し言及を。メディア始める前に参考になりそうなサイト調べてアクセス解析も出来る限りした。で感じたのは「プロダクトやサービスの売上貢献まで考えてるのか?」と「読者の関心軸を入れてるのか?」のバランス。閉鎖してたとこは…続く
— みる兄さん(マーケの人ときどき二児のパパ) (@milnii_san) August 18, 2019
オウンドメディアが潰れるの、すごい解像度下げたら「愛が足りない」だと思うのねん。
— 澤山モッツァレラ/コピーライター (@diceK_sawayama) August 17, 2019
読者への、事業成功への、自社への、商品への、商材が活用されて少しだけ良くなるはずの世界への、「誰かが喜ぶ姿」への愛というか。
数字だけ追わせたら、そりゃ現場からは愛もなくなるんよね。
ふーむ。
もちろんオウンドメディア以外でも、最近で言えば導入事例とかの記事ってニーズあるなあと思います。それ以外でもやっぱりwelq問題があるから実際に取材して記事にするという動きは多いですよね。
かくいう僕も、この数ヶ月ほんとにインタビュー撮影のご依頼を頂戴していて、その度色んな人にあって、いろんな考え方に触れさせてもらってとても面白いなあと思っています。
一方でなんでこんなに存続が危ぶまれるのか…1つは皆さんが言う、ブームに乗っかっただけ、のところが多いのかも知れませんね。
でもって、他にも理由はたくさんあるのかもしれません。予算、だとか、編集部不在で外部の編集プロダクションに依頼しているけどそれも大変だとか。
それを解決することは僕はできないですが、せめて写真の観点だけでも、何か力になれたらな…!と思って、このnoteを書かせていただこうと思います。きっと、いや間違いなく、写真や動画はオウンドメディア以外でも力を発揮します。
できればこのnoteを参考に、撮影を内製化できればいいのでは…!というのが願いです。(お仕事しているカメラマンさんにぶっ殺されそう)しかしそれが難しいのも事実だと思うので、もしできなければぜひお知り合いのカメラマンさんにご相談ください。僕もご依頼頂戴されましたら嬉しいですし、カメラマンさんのコミュニティを運営していることもあるので、柔軟にスケジュール等ご対応できます。
また、写真の内製化として、機材調達からご担当者様が撮れるようになるまでのレクチャー等ご支援も可能です。場合によってはレタッチのみお引き受け、などもご支援しながらコンテンツの制作のお手伝いができればと思います。
お気軽に下記よりご相談くださいませ。
途中まで無料で公開して、のちのミソ的なところは有料にさせてください…!
それではどうぞ。
・工程を知る。
1.記事の構成を決める。(当日まで)
ディレクター、編集者さん、ライターさんの出番です。
ー当日ー
2.不要物を机、体から徹底排除
名刺、名刺入れ、モニターのリモコン、ネックストラップ、ペットボトル…etc
僕が体験した中では、高級腕時計がありました。笑
秘書の方から、社長!この前のように写真見た人から時計の営業来ますよ!外してください!って言われてた凄い。
あと、これは後の工程なのですが、ペットボトルをPhotoshopで消してくださいと依頼されたことがありました。
(これは結構たいへんだな−と思います…追加費用レベルになります…)編集者さん、ライターさんの人も気をつけましょう。映らないほうが美しいのですが例えばこの暑い夏に飲み物を下げてもらうのはカメラマンさん的に言いにくいかもしれません。
3.インタビューシーンの撮影
実際に話しているところの撮影です。よくあるパターンとして、どこに座ってもらうかを一瞬の判断で決めます。数こなしましょう!
基本的にまず喜怒哀楽を押さえましょう。
インタビューの流れは、例えば起業家だったら、企業直後とか、壁にあたったときとか、成功した喜びとか。それらをいかに写真で表現できるかを頭の中で組み立てながら考えます。
そのあと、手だけのカット、構図のバリエーションなどを増やしていきましょうね。
4.アイキャッチの撮影
当日ロケハンはもちろんできないことが多々なので、オフィスに案内された時に注意してみましょう。
あとは、編集者さん、ディレクターさんは企画書をお送りする際、アイキャッチを撮影するので、どこかいいところがあるかを聞いていたらいいかもしれませんね。
この際、エントランスのロゴ前で撮るケースが多いのですが、
基本的に暗くて、ただパシャっと撮ったらあまりに暗くてクリック率が見込めない場合が多い…!ライティングが大事になってきます。
5.(必要ならば)サービス・商品の撮影
例えばドリンクなどは物撮りしてあげましょう。IT系のサービスであれば肩越しから撮ってあげましょう。いい感じに使っているシーンがイメージできます。
ー撮影後ー
6.死ぬほどバックアップしましょう。
写真は取り直しができません。PC、外部HD等へとバックアップを撮りましょうね。
できれば撮影時点で、ダブルスロットのあるカメラが良きです。
7.(必要なとき)あたり写真レタッチ前の写真をライターさん、編集者さんにお送りして、レタッチする写真を決めてもらいます。
グーグルフォト等で共有し、番号をお伝えしてもらうようにしましょう。
グーグルフォトのリンクで返されたら大変です笑
8.レタッチ
Lightroomで基本的にレタッチします。
なぜかというと枚数が多いのと、インタビューカットでは同期を使っての効率化が図れるからです。しかし…この同期が上手くいかないのも事実。それは後述しますね。
その後Photoshopを使って不要物の削除などすることもあります。
9.書き出し
WEBでの利用なら、解像度dpiを72で、長辺の長さを1280−1600くらい(掲載先に聞きましょう)、サイズ指定を800KBくらいにしましょうね。WPなどサーバーに負担がかかってしまいます。
10.納品
僕は2パターンで基本的に納品していて、
グーグルフォトとギガファイル便で送っています。
グーグルフォトはスマホでも確認できるから、ギガファイル便は圧縮されないからという理由です。
・ライティングがキモ。
ここから先は
¥ 380
サポートいただけましたら、作品制作に全力で投資させていただきます…!ありがとうございます!!