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中判フィルム始めました PENTAX67 レビュー その1

こんにちは、シオタニです。
実は去年、PENTAX67こと、バケペンを買ったんですよ。せっかくなので、こいつのことについてお話しさせてもらえればと思ってます。欲しい人も多いカメラだと思うので、ぜひ参考にしてください。

なんで買ったのかなどは最後にまとめてます。珍しく色々思うこと書いてるので、そこだけでも読んでくださると嬉しいです。なんならコメントに色々意見くださるともっと嬉しいです(笑)。



■ 使用感

重量感のある見た目で大変カッコ良いです。心が満たされます

レンズは105mm f2.4です。
やっぱりバケペンといったらこれですよね

シャッター音も重く、大きい音で写真撮ってるなーって感じがじわじわきますよ。普段のα7系のシャッター音がいかに小さいかを思い知ります。やっぱりミラーがないとシャッター音小さくなるんですね。

涼しい顔をしてもらってますが、多分かなり重いです

サイズ感を見てもらうために、モデルさんとの写真を撮りました。大きさがわかりますか?モデルさんの顔よりも大きいカメラです。かなり重く、2Kg以上あります。sonyのカメラに70-200f2.8をつけたのと同じか、それより重いくらいですね。
正直生半可な覚悟では持ち出せないです。気合い入れて撮影に行く時じゃないとなかなか手が伸びませんね。

ということで、買うならダンベルを持ち歩く覚悟と共に購入してくださいね(笑)。私は筋トレを始めました。



■ 作例

ではバケペンの作例を出していきましょうか

感光の心当たりがありすぎて、どれが原因か全くわからないです

最初の一枚は見事にミスってました(笑)。これもこれで面白いということにしましょう。


ファーストロールで唯一ピントあってそうな写真です。
AFのありがたさを実感してます

アイレベルファイダーだと、正直バストアップくらい近寄らないとピント怪しいです。全然見えないんですよね。


大抵こんな感じでボケます。開放信者なので、f2.4で撮ろうとしてるのがまずいかもしれません(笑)。でもf2.4の描写見たいじゃないですか!


これとかは立体感が見れてとても気に入っている写真です。補色の緑と赤だけでまとめられて満足です。大体1ロールで10枚しか写真が撮れないので、どうしても構図にこだわって撮るようになります
デジタルで撮る写真と全然感覚が違うので楽しいですよ。


精一杯背伸びして撮りました。
どうしても上から撮りたかったんですもん。

あと、デジタルと違ってハイアングル、ローアングルが絶妙に撮りにくいです。この写真を撮っている時も、いつものようにモニター出そうとしてしまいました。色々制約があるので頭を使って写真撮ってます


沖縄の寒緋桜
本土のソメヨシノにくらべて色が濃いので、フィルムでちょうどいい感じです。
死ぬほどピント合わせ直した一枚

フィルムによって出てくる色が変わるのもすごくいいですね。デジタルだとセンサー交換してるようなもんですし、なんか新鮮ですよ。そのうちフィルムの特性とかも掴めたらいいなー。


ピント外れたけどかなり大好きな写真
こちらも大好き
バケペンといったらこんな写真を想像します

この2枚は、まさに中判!と感じた写真です。引きの写真にも関わらず、独特の立体感を見せてくれます。ボケの量的には50mm f1.2と大きく変わらなさそうなんですが、一体何がこの立体感を生み出すのか…



■ まとめ

フルサイズミラーレスがかなり普及してきて、綺麗な写真が比較的簡単に撮れるようになりました。RAW現像も一般的になり、自分なりの表現を写真に反映させやすくなりましたね。

そんな中で、自分の思い通りにならないカメラで、一枚一枚写真を撮っていく経験はかなり面白いです。SNSで大量の写真が消費されていく中で、バケペンで自分が撮った写真はちょっと違う扱いになっています。

どうやって撮ったか、どんなことを考えたかをしっかり覚えていて、写真一枚から思い出す情報量がとても多いんですよ。この感覚はデジタルで写真を撮る時も忘れないようにしたいなと思います。

本当に重くて、撮れる枚数も少なくて、ピントも合わせづらい不便なカメラです。だからこそ、今写真を趣味にしている人たちに触れて欲しいカメラです

問題は値段が高いことですが、心配しないでください。フィルムカメラの値段は高騰し続けてるんで、投資だと思って買いましょう(笑)。信託投資と違って使いながら投資できるんだからお得ですよ。

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