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バランスを整えろ!そしてあえて崩せ!情けは無用で悩みを乗り越えよう!


概要

下記イベントの公募LTで話した内容をnoteにもまとめます。
本記事に記載されるPMは、プロダクトマネージャーを指します。

伝えたいこと

PMへのジョブチェンジに限らず、日々悩みと向き合いながらプロダクト開発を進めている方は多いと思います。そんな中で、バランスに着目して悩みとを乗り越える方法をを示したいと思います。

なぜバランスに着目したのか?

それは、Netflixでコブラ会を視聴し、防御とバランスを重視するミヤギ道空手と、先に打つべし、強く打つべし、情けは無用をコンセプトに掲げるコブラ会という二つの空手流派にインスピレーションを得たからです。
それは、悩む時にはバランスが崩れてるなと感じる場面があったからでした。

例えば、PMに求められるスキルが多く、自分の保有スキルとの間にギャップがある。これは、求められるスキルに対して、保有スキルのバランスが悪い状態と捉えることが出来ます。

一方で、バランスが整っている状態が正しいのかというとそうでもありません。安定感がある状態から、次のステップへ進みたい場合に、そのバランスを崩すという行為には、エネルギーが必要です。

バランスを整えること、あえてバランスを崩すこと

アプローチは単純で、バランスが崩れている場合は整える。バランスが整っている場合は、あえて崩す。そうすることで、自分自身の弱みをカバーしたり、新しい強みを作り出すことに繋げられます。

しかし、アプローチ自体は単純なのですが、このアプローチをやり切るためにはそれぞれ障壁が存在します。

バランスを整えることの障壁

主観でバランスを整えようとすると、どうしてもバイアスがかかってしまうため、バランスが整った状態を作ることに難しさがある。

バランスを崩すことの障壁

バランスを崩すためには、勇気が必要。この勇気を出すことに難しさがある。

これらの障壁を越えるために、実体験を例に乗り越え方の一例を示します。

悩み1 強みと弱みのバランスが悪すぎる問題

バックグラウンドエンジニアからPMにジョブチェンジした直後くらいのお話です。典型的な悩みの一つである開発以外のことを知らなすぎることが、自分にとっての大きな課題でした。ユーザーのことを知らなすぎる、ドメイン知識が無さすぎる、ビジネス観点がなさすぎる。

これは、PMに求められるスキルに対して保有スキルのバランスが悪いという冒頭の例と同様です。では、バランスを整えるために必要なことはなんでしょうか?それは、自身の課題を可視化して、具体的なアクションに落とし込むことです。私が今回紹介する手法は、ネガティブフィードバックです。

強みと弱みの可視化のためにネガティブフィードバックを受けてみる

ネガティブフィードバックの実施方法については、下記をご参照ください。
自己評価と他者評価のギャップを可視化することで、バイアスがかかってない自分自身の強みと弱みが可視化され、明確なアクションプランに繋げることができます。

悩み2 自分に自信がなさすぎる問題

周りのPMのスキルが凄すぎる!自分の強みだと思ってた部分が、たいしたことなかった!そう思って、自分自身を肯定することが出来ないという悩みがありました。

これは、何かしらのとっかかりがない状態から、バランスを崩す行動を起こすことで現状を打破するというアプローチに繋がります。自分に自信が持てない状態から、一歩踏みだすために必要なのは、小さい成功体験を積むことです。成功体験を積むためにおすすめの手法は、短期集中で極端な取り組みを完遂することです。

短期集中で極端な取り組みを完遂する

私が実際に取り組んだ内容は、プロダクトマネジメント系のPodcastを全て聴いて全て感想をXに投稿するというものでした。小さなインプットとアウトプットを重ねていく中で、自分でもやれば出来るかもしれない!と思うようになり、その成功体験が次の行動に繋がりました。

その例が、pmconf2024の全40セッションを視聴して、全ての感想を書くことと、アドベントカレンダーの25記事を全て読んで感想を書くというものでした。

小さな成功体験を積むことの一番のメリットは、自分自身に対する信頼貯金を貯めることが出来るという点です。それにより、次の挑戦に対して、一歩踏みだす勇気を出すハードルが下がります。

まとめ

今回は、悩みを乗り越えるための方法としてバランスを整えるアプローチと、バランスをあえて崩すアプローチについて書きました。

バランスを整える場合は、主観と客観の評価をバランスよく行い偏りをなくした自己分析に繋げることがポイントです。

バランスをあえて崩す場合は、小さな成功体験を積み重ねることで自分自身に対する信頼貯金を貯めて、次の挑戦に対して一歩踏みだす勇気を出すハードルを下げることがポイントです。

日々悩みは尽きないと思いますが、様々なアプローチで乗り越えていきましょう!誰かの悩みを克服するヒントになれば幸いです。

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