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ロー未修1年〜前期結果〜

4月に法科大学院に入学して,それ以前は工学部に所属していた僕にとっては法律という新たな分野の門を叩いた.

コロナの影響あって,入学式はなく,同じクラスのメンバーに会うこともなく,そして授業もオンライン形式ということで,何だか常に不安を抱えたままの生活が続いていた.

そしてその不安の正体は夏が近づくにつれて,徐々に大きくなっていった.

自分にとって新しく,未知な科目である法律は,どれほど勉強すればどれだけ点が取れるのか,みんなはどれくらいできているのか,そもそも同じクラスに法学部出身の人はどれくらいの割合でいるのだろうか.

同じクラスに知り合い一人いない僕にとって,こういった自分の現在置かれている状況を把握する術がなかったのだ.


そんな不安を抱えたまま結局それは最後まで解消されることなく,月日はあっという間に流れ,気付けば鬱々とした長い梅雨も終わりを迎え,8月になっていた.

法科大学院の授業は7月中旬を最後に終わっていたが,試験は8月末にあった.他の学部では大体7月末に試験があるので,8月はすでに夏休みに入っている人ばかりだった.授業がないとはいえ,末に試験があると思うと,夏休み気分になることはできず,かといって勉強ばかりする気分にもならなかった.結局,中旬くらいまでは中々思い通りに進めることができず,気付けば試験2週間前になり,焦る自分がいた.

もちろんこんなはずではなかった.いや,そもそも全体としてオンライン試験になるなんて思っても見なかった.だって,7月末までは対面型試験ってアナウンスされていたから.

こんなことを言い訳にしてもどうしようもないが,オンライン試験と対面型試験では心構えが変わってくる.なぜなら,オンライン試験では試験時間中に教科書,参考書等自由に参照することが可能だからだ.そうなると例えば,無理に判例の言い回しを覚えなくても,この判例は教科書のこの辺にあって,あの辺の言い回しを使えばいいんだな,という風に覚えることで事足りてしまう.つまり,どこに何が書いてあるかさえ頭に残っていれば,瞬時に試験時間内に参照することができるのだ.

そして気が緩んでしまった結果,試験2週間前にようやくヤバさに気付く.試験範囲の膨大さに気付く.教科書を参照できても答案の書き方が頭に入っていないので,時間内にまとめあげる能力がないことに気付く.そもそも教科書や参考書が範囲の膨大さ故に多すぎて,該当ページを見つけるまでに時間がかかることに気付く.

そこからの2週間は結構自分なりに頑張った.だが,結局試験前までにやっておきたかったことは全てできず,特に試験2日目の科目は手薄になってしまった.


試験本番を迎えた.試験では,本当に書いて書いて書きまくった.1科目にA4用紙ビッシリ✖︎4枚,合計4科目を何とかやりきった.(ビッシリ書いていない答案用紙ももちろんある)

とりあえず,結論から書こう.結果は以下の通りだった.

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