ポンコツエンジニアなりに頑張っている話
ポンコツエンジニアのプロフィールです。
私立理系情報系大学卒業(劣等生…)
Javaをやる(社会人3年目まで)
やりたいデータ分析系の仕事(未経験)を始める(社会人4年目)
分析案件と開発案件とSES営業を行なっている(社会人5年目)←今!!!
このお話の結論
ロジカルな思考の持ち主じゃなくてもエンジニアになっている人がいる(自分)
なぜなぜ分析は原因分析ではなく事前に準備した逃げ道ツール(自論)
具体⇄抽象の知的運動をもっと続けたい(目標)
ポンコツな自分がここまでやってこれたのはある考え方がベースになった事がきっかけでした。
その考え方は今になって気づいたのは考え方を言語化するためのツールであった事です。
それでも僕自身、何かをやりたかったりする時などに必要なフレームワークではあるので自分の整理も込めて書いていきたいと思います。
「もっと論理的に」「建設的に話をして」「話が飛び飛びだね」
こんな事をずっと言われ続けていました。
僕自身そんな事ないよなぁ、なんて思っていましたが、相手にはそんな風に受け取られていたみたいです。
SEという仕事柄(そもそも社会人として)、話が繋がっていないと納得させる事ができないというのは致命的でした。
言いたい事をとりあえず言って、突き返されるそんな毎日でした。
それでも論理的に考えるなんて簡単にはできませんでした。
感情の赴くままに生活していたため、あまり深く考える事をしていなかったツケが回ってきたんだなぁと思いながらもそれでも頑張り続けていました。
とある日、自分の改修した処理で不具合が生じ、原因追求を行うためにトヨタ式のなぜなぜ分析を実施いたしました。
これが私にとって大きな考え方の軸になりました。
出典
https://resilient-medical.com/medical-safety/why-why-analysis
有名な原因分析を行うための考え方の一つであり、一般的に言われている「始末書」のようなものです。
分析結果から、原因を特定し、再発防止策を立ててクローズするというのが一連の流れであります。
なぜなぜ分析をするにあたり、バグを埋め込んだ原因を掘り下げる必要がありました。
もちろん、初めてなので書ける訳がなく、先輩方が過去に書いたものを参考にして
書こうとしたのですが、中々筆が進みませんでした。
多くのなぜなぜ分析を見ているうちに一つの共通点が見えてきました。
「どのなぜなぜ分析も最終的な原因は人の感情に紐づいている…?」
そんな風に見えてきました。というかどれも似たような事ばかり書かれていました。(それはそれで組織として問題ありなのですが…)
それまで感情の赴くままに生活していた人間からすると、これには驚きました。
周りにいる論理的に考えている人たちがこれが理由でミスをしていたという事に。
そこから逆転の考え方でなぜなぜ分析を行いました。
「自分はあの時、こんな風に思って作業をしていた。」
「それが理由でこんな行動をして違う感情が芽生えた」
「結果、今のバグを埋め込んでしまった…」
あ、これだ。自分の中で一つの道筋となって繋がりました。
組織の中でこれは始末書として扱われるものではありますが、
私にとって成長を実感できた一つの出来事でした。
その日以降、業務に入る前にセルフなぜなぜ分析を行うようにしています。
その理由は、「人は辛いところから逃げたくなる、その逃げ道を事前準備してあげる、それがなぜなぜ分析」と思っているからです。
どうしてもすぐに手を動かしたくなるのですが、いったん手をおき、
「何の目的で」その作業を行うのかを明確にしてから行うようになり、
自責による事故(バグ)も減らす事ができました。
最近では、このなぜなぜ分析は、具体化と抽象化の往復運動をサポートする
フレームワークなのかなと思い始めました。
課題や目標(具体的)に対して、原因は何だったのか(抽象的)、再発防止策(具体的)といった感じで往復運動をサポートしてくれる役割を担ってくれているんだなぁと。
5W1Hだけでなく、なぜなぜ分析すらも僕にとって大事な考え方(フレームワーク)であり、ここで勝負してきたいと思っています。
(私自身が腹落ちしたし、その考え方自体が結構楽しい…)
だからこそ、今後は具体⇄抽象の知的運動をより多くできるようにして、
周りの人たちが少しでも楽になるような仕組み作りができたらいいなぁと密かに思っています。
以上、ポンコツエンジニアでも諦めなければ何とかなる話でした。
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