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建売住宅は得なのか?損なのか?~建売住宅購入の要チェックポイント!

こんにちは!

建築コンサルタントのtakumiです。


先日、メルマガの読者さんからの相談で

「コスト面で有利な建売住宅も視野に入れているのですが、やめた方がよいものでしょうか?」

というメールを頂いていましたので、こちら、noteでも情報共有したいと思います。

建売住宅は、よく見るのは同じような外観デザインで連棟ど建っているものですが、最近は連棟でもデザインをガラッと変えたり、間取りでも吹き抜けやスケルトン階段、スキップフロアがあったりと、多種多様になってきました。


建売住宅は、コスト面で注文住宅に比べて安く手に入ることが多いので、間取りやデザインが気に入ったものがあったら、お得に購入できます。

しかし、建売住宅というのは、知識がないと品質の悪いものを買ってしまう可能性もあるので、要注意なんです。

では、見ていきましょう!

◆建売住宅のチェックポイント①~耐震等級はいくつ?

まずは、耐震面ですね。

基準となる耐震等級1は建築基準法ギリギリになりますから、目標は耐震等級3です。

他の項目にデメリットがなければ耐震等級2でもやむなし、というところでしょうか。


◆建売住宅のチェックポイント②~地盤は良好か?

地盤(地質)も、とても大切なポイントです。

いくら、建物の耐震等級が良くても、地盤が悪いとなんの意味もありません。

地盤は、悪いままで建てられることはありえないことではありますが、念のため、確認申請書や地盤調査の資料、地盤改良をしているかどうかも確認をしておきましょう。

地盤改良をしていれば、とりあえずはOKですが、本当は元々の地盤が堅固である方が安全性もかなりアップします。

地盤が悪い場所は、部分的に地盤改良をしていても、残っている周囲や深い位置の悪い地盤のせいで、大地震ではよく揺れてしまうからです。


◆建売住宅のチェックポイント③~建築材料の善し悪し

全ての材料を見定めるのも、なかなか難しいものです。なので、木材の樹種は確認しておきたいところです。

まず、土台はヒノキやヒバなどの防腐・謀議性能が高い材料が必須です。

そして、柱は比較的柔らかい材料が使われることが多いのですが、できれば「ホワイトウッド」と呼ばれるものは避けた方が無難です。

ホワイトウッドは、ヨーロッパの白木の総称で「ヨーロッパスプルース」や「ドイツトウヒ」などを指しますが、これらは耐久性に乏しいところがあり、防腐や防蟻にはあまり適していないからです。


◆建売住宅のチェックポイント④~なんの検査を受けている?

建売住宅は、品質があやしいものが多いイメージがあるかもしれませんが、必ずしも粗悪ということでもありません。

しかし、工期を急がされて施工している場合が多く、結果的に品質面が宜しくないものもあるのは事実です。

職人さんは施工単価も叩かれて、安めになっていますからね。

そこで、検査などで、どれだけ第三者の目が入っているかというのもチェックポイントになります。

建築基準法の検査は当然のものですが、他に可能性のあるものは、住宅支援機構のフラット35等、ハウスメーカー側が入っている瑕疵担保保険の検査、住宅性能評価の検査があります。


◆建売住宅のチェックポイント⑤~ビルダーや施工会社が信用できそうか?

これが一番のポイントですが、建てた側がしっかりしているところかどうかですね。

注文住宅では当たり前ですが、建売住宅でも超重要ポイントです。

ビルダー=施工会社ということも、もちろんあります。

小さい会社だとネット検索してもなかなか評判も出てきませんが、念のため調べておきましょう。

◆まとめ

建売住宅は、完成しているから生活のイメージもしやすく、間取りやスペース感、デザインも体感してから購入できるところは、注文住宅より優れています。

しかし、見えないところは注文住宅よりもさらにブラックボックスとなってしまいますから、ここであげたような項目は、できるだけ妥協せずに進められるようにしておきたいですね。


建売住宅についてはブログ記事でも紹介しています。

ぜひ、続けて読んでおいてくださいね。

↓↓↓

建売住宅の購入はどうなの?~注文住宅との違いは?品質やデメリットに注意!~


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