天井に木材を使うことのメリットと、注意すべきデメリットって?
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
本日は、「天井」にスポットを当てて見たいと思います。
部屋に「広さ」「明るさ」を求める方は、必見です!
天井の材料って、一般的には壁とおなじクロスを貼るのが主流です。
壁とおなじクロスだと、壁も天井もスッキリしますよね。
これが一番オーソドックスで、しかも安く済みます。
ただ、もう少しグレードアップしたい場合に、天井に木材を貼ることがあります。
天井に貼る木材は、最近よく使われるのがレッドシダー(米杉)等の針葉樹です。
天井に木材を貼ると、もちろんメリットもありますが、デメリットも出てきますから注意が必要です。
「こんなはずじゃなかった」を無くすために、デメリットもきちんと心得ておきましょう。
◆天井に木材を貼る場合のメリット
まずはメリットですが、やはり木材を貼ると高級感とともに、暖かみも感じますので「落ち着き」が出ます。
雰囲気も、木の質感により柔らかくなりますね。
また、木材は断熱効果も優れますので、石膏ボードにクロスだけよりも保温効果も高まります。
さらに、木材には多少ですが吸音効果もありますから、上の階への物音が幾分、マシになるという遮音効果も期待できます。
◆天井に木材を貼る場合のデメリット
天井に木材を貼ることの、大きなデメリットは、「圧迫感」ですね。
内装というのは白っぽい色である方が広く見えます。
白は膨張色ですから、白色が最も広く見える効果があります。
そのため、一般的には壁も天井もクリーム系や白に近いベージュ系の色にして、少しでも広く見るようにするものです。
ですので、天井の木材の色によって、圧迫感が出て、白っぽい天井よりも「低く」感じることになります。
さらに、天井に色がつくことになるため、「明るさ」にも影響します。
白っぽい天井は光をよく反射しますが、木材の色になると、光の反射も低減してしまいます。
そのため、太陽光も照明の光も反射率が下がり、暗く感じることになります。
◆まとめと考察
天井に木材を使うメリット
・高級感があり落ち着く
・断熱効果や遮音効果もある
天井に木材を使うデメリット
・圧迫感により狭く(低く)感じる
・暗く感じる
このように、天井に木材を使うと、「圧迫感を感じる」ことや「暗くなる」ことがありますので、広さ(天井の高さ)や明るさを求めるなら、天井に木材を使うことは、よく考えなければなりませんね。
天井の高さが一般的な2.5m前後であれば、木材を使用すると、必ずこのようなデメリットが生じます。
そのため、天井に木材を使いたい場合は天井の高さを高くしておくことが秘訣です。
階の高さを上げて3m程度の天井高さを確保することや、平屋・2階リビングなどでは勾配天井にしても良いですし、吹き抜けの天井に使用するのもよいかもしれません。
天井に木材を使いたいとお考えの場合は、天井の高さと、明るさや圧迫感とのバランスをよく検討しておきましょう。
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