ドラえもんの野比家の間取りを診断してみた
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
勝手に間取り診断シリーズ、(シリーズ化できるのか???)
今回は、ドラえもんの「野比家」でいきます!
「野比家の間取り」を検索すると、旧間取りと新間取りがあるようです。
↓↓↓こちらが昔の間取りらしい
↓↓↓こちらは最近の間取りらしい
引用元:https:// www.homes.co.jp/cont/living/living_00324/
旧間取りは、のび太のおばあちゃんの部屋が2階にあったり、居間と寝室がちゃんと別れていたりしてます。
新しい方は、おばあちゃんも亡くなってしまってるからかなのか、ストーリー上の最低限の部屋数で構成されています。
今回は、この新しい方の間取りをサクッと診断してみて、いろいろ突っ込みたいと思います。
全体的に、、、
まず、野比家は2階建てなんですが、2階はのび太の部屋だけとなってます。
1階には東からダイニングキッチン、居間兼パパとママの寝室、応接室となってます。
大昔からの漫画なので、やはり応接室があるんですね。
今どき「誰が来るねん?」って感じで、普段使えないので、応接室ってもったいない部屋です。
「居間兼パパとママの寝室」って、そんなことするなら、応接室を寝室にすればいいのに~と強く思うお住まいです。
日当たりはどうか?
ではまず、日当たりからみますと、全ての部屋が南側に面していますが、、、
なんと、のび太の部屋は南側に押入れがあって、南面には窓がありません!
日中の南からの日当たりが挑めない^^;
東には窓がありますから、朝日はよく入りますが、昼過ぎからは日当たりはそれほどよくありませんね。
朝日が差し込むので、朝は清々しい感じで目覚められる(ハズ)ののび太の部屋です。
その点、パパとママの部屋は南に面していて、ママが日中、家事やら家計簿つけをしてますが(いつも家計簿つけてため息です、、、)、日当たりは良いです。
動線の計画は?
次に動線です。
まぁ、こじんまりした家ですので、そんなに動線が悪くなるはずもなく、ですね。
でも、帰宅したあと玄関から洗面も近くてトイレも近いし、キッチンから洗面・浴室も近くて、家事動線も良さそうです。
(浴室の入口が廊下にあるのは単なる間違いかな?)
ただ、玄関から直接、階段~2階の自室へ行けてしまうのは、のび太という人間には、宜しくなかったですね。
帰宅するとママのいるリビングを通って階段へ、というリビング階段とすべきだったのでは?と、いう感じがする。。。
(まぁ、タケコプターでいつでも勝手に飛んで行けますから、リビング階段も効果は無さげではありますが^^;)
では、効率性はどうか?
スペースの使い方、という点では、「パッと見」で、廊下やホールの割合が大きいですよね。
応接室もあることですし、「玄関~玄関ホールだけは広くしたい!」という、パパのこだわりがあるんでしょうか。
2階も階段と少しの廊下でのび太の部屋で良かったのに、奥まで廊下を延ばして、その先には半畳の収納のみ、って、なかなか無駄な廊下です。
収納のボリュームは?
次は収納ですが、1階は見るからに収納が少ないですよね。
居間兼寝室の押入れしかありません。ここはパパとママの布団を入れないといけませんし、季節ものの布団や座布団、家電なんかも入れるともう一杯ですよね。
しかもこの押入れの前にタンス?が置かれてます。
奥のフスマが開けられない、、、
キッチン回りや、あと洗面回りにも収納が欲しいです。
そこで、
階段下って、収納に使えますよね。
昔から階段下は物入れには使ってましたから、水回り系の収納として階段下を収納に使って、ストック類の物入れに使うとよさげです。
階段下は、5段目くらいから(高さ1m弱から)なら、収納として十分使えます。
2階ののび太の部屋は、例のドラえもんのベッドと化した押入れがあります。
押入れの上の段をドラえもんに取られているので下の段だけ、ガラクタを入れているということですね。
服はタンス類に入れているっぽいので、押入れにはのび太のガラクタ入れだけどと、収納は下の段だけで良さそうです。
また、2階には廊下の奥にも半畳の収納があります。
この収納が、イマイチ使えないんですよね。2階にはのび太の部屋だけなので、掃除道具くらいしか入れるものかなさそうですが、
まぁ、普段使わないような物入れには良いのですが、パパとママは2階にはあんまり用がないので、使いづらいところです。
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