自信が無いならやめるべき!!センスが問われる「アクセントクロス」
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
家づくりでも、模様替えのリフォームでも、インテリアのテクニックでよく使う「アクセントクロス」。
一般的に、壁や天井は白っぽい色、もしくは薄いベージュくらいにする方が、明るくて広く感じます。
無難といえば無難な白系の壁や天井ですが、その中に、一部分、またはひとつの面を違った色のクロスを貼ることを、アクセントクロスと言いますね。
アクセントクロスのメリットとデメリット
アクセントクロスの良いところは、安さです。
手頃な価格で、「色の変化」で遊び心を入れることができるのがメリット。
壁も天井も白っぽいクロスだと、「面白くない~」となりますので、部分的に色のあるクロスを貼って、「目立たす」ということです。
ただ、このアクセントクロス、
「安っぽくなる」、「すぐ飽きる」、「暗くなる」
という一面がありますので、結構、センスが問われる手法となります。
そのため、アクセントクロスを取り入れるなら、大きな面積には使わず、部屋の「狭い」一面に留めた方が無難ではあります。
あくまでも、「アクセント」ですから。
人それぞれセンスも好みも違いますが、なかなか効果的なアクセントクロスの使い方ができている事例も少ないもの。
そこで、今回は「こういうアクセントクロスは注意しましょう!」というのをご紹介します。
「○○調」のクロス
まず、1つ目は「○○調」のクロス。
タイル調とか、石調、コンクリート調、木目調、
いろいろあります。
この、○○調は本物を似せて作ってある模倣となりますので、もちろん質感は本物には到底かないません。
そのため、どうしても安っぽさが出ますので、積極的に使うのは避けた方が無難です。
ただ、「織物調」は違和感も少ないので、おとなしいデザインなら使ってみるのも良いですね。
また、「○○調」なクロスを使うのでは無く、そもそも本物を使うべきなんです。
石なら石、タイルならタイルを貼る。質感が全く違いますから。
もちろんそれだけコストは上がりますが、「アクセント」の面積ですから、それほどネックにはなりません。
壁のアクセントに、本物を使い、質感を楽しむ。
高くはなりますが、その方が愛着も湧きますし、長く使えますので、おすすめです。
「濃い」色
内装の色に白系が多いのは、部屋を明るく、広く見せるためです。
そのため、アクセントクロスに「濃い色」を使うと、途端に部屋が重たく、暗くなってしまいます。
ですので、リビングなど明るさや広さを大切にしたい部屋に用いる時には注意が必要です。
濃い色を取り入れたい場合は、部屋の狭い面、狭い面積に使うようにして、濃い色の面が大きくならないような工夫は必要です。
ただ、濃い色を使うと引き締まるというメリットはあります。
また、少し重くなったり、暗さも気にならない部屋であれば問題ないので、モダン和室や寝室に用いるのは、アリですね。
「淡い」色
お次は、先程と逆に、パステルカラーなどの淡い色。
壁や天井は白色ベースになるかと思いますので、パステルカラーといった「中途半端」な色を入れ込むと、締まりがなくぼやけてしまいます。
アクセントクロスは、「白系」との対比とするため、ちょっと濃いめの色をチョイスする方が合いやすいのですが、あまり濃い色が苦手であれば、グレー系は合いやすいので使ってみるのも良いですね。
色の数
そして、部屋の中の「色の数」にも注意が必要です。
床、壁、天井、建具、そして主な家具の色。
これらの色の種類が多くなりすぎると統一感がなくなり、落ち着かない印象の部屋になります。
一般的には三色程度まで、多くても四色とする方がまとめやすいので、アクセントクロスとする場合は「色の数」にも注意が必要なんですね。
パースなどでシミュレーションしてみて、「なんかしっくり来ないなぁ」という場合は、色の数を減らしてみるのも効果的です。
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