センサーライトにした方が良い場所は?~照明計画のヒント!
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
本日は、照明計画の時によく迷う、「センサーライト」をどこにつけようか、ということについてのお話をさせて頂きます。
センサーライトというのは「人感センサー」によって、人を感知し、自動で照明が点灯し、設定した時間(数秒~数分)が経つと自動で消灯する照明設備です。
短時間しか使わないスペースは、近くに寄ると点灯しますから安全性も高くなりますし、照明スイッチの操作をしなくて良いのでスムーズです。
そのため、「通るだけ」の通路スペースや、ほんの数分程度しか滞在しないようなスペースに向いています。
また、「消し忘れ」も防止できますから、省エネ効果もありますね。
■玄関ポーチ、玄関(◎)
暗くなってからの帰宅の際には、玄関ポーチ付近まで近づくと人感センサーですぐに明るくなると安心しますし、鍵を開けるにもスムーズです。
また、ポーチには段がある場合が多いので、段差で足を踏み外さないためにも、センサーは必要度が高いところです。
玄関も同じですね。
上がり框(かまち)の段差もありますし、「靴を脱いでシューズボックスへ入れる」または「靴をシューズボックスから出して履く」だけですから、短時間しか滞在しません。
玄関ポーチや玄関ホールは、人感センサー採用の定番の場所ですね。
■シューズクローク(○)
シューズクロークは、靴やコート、屋外で使う物の収納場所ですが、中で作業をしたり探し物をしない限りは、短時間で済む場所ですからセンサーライトがスムーズです。
■廊下(◎)
廊下も「通るだけ」の場所ですから、「点灯」と「消灯」のスイッチ操作がない方がスムーズです。
特に、寝室~トイレのある場所は、夜間のトイレの行き来がスムーズになります。
ただ、就寝時間には明るいと目が覚めてしまうので、フットライトの方が良いと言う方もおられます。
■トイレ(○)
トイレも普段は短い時間しか使わないので、センサーライトは便利ですが、長い時間座る方もおられますので、そういう方には「途中で切れてしまう」ことになるので、ちょっと不便ですね。
(動くとまた点灯しますが。)
トイレに採用する際には、「便利である」ことに加えて、「消し忘れ」を防止する効果が大きいと言えます。
■ウォークインクローゼット(△)
ウォークインクローゼットは、中で服を選んだり、洗濯後の服を仕舞ったりしますから、人によっては少し長い時間、点灯している方が良い場合もあります。
ウォークインクローゼットに限らず、パントリーや納戸もそうですが、センサーライトの収納部屋への採用は、そんなに便利さを感じられないかもしれません。
ただ、ここでも「消し忘れ」を防止するために採用する方もおられます。
特に、常にドアを閉めている場合は、消し忘れても気が付きにくいので、「消し忘れ」が多い方は検討しても良いかもしれません。
■ちなみに
階段はセンサーライトにはしない方が良い、と考えます。
理由は、万が一、照明が消えると足を踏み外すことにもなりますから危険です。(あくまでも万が一ですが。)
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