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家づくりの「無駄」を探せ!~Part2~

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

前回に引き続き、家づくりの「無駄」についてご紹介します。

前回もそうですが、無計画に作っちゃうから無駄なるだけで、きちんと考えた上で採用しするようにしましょう。


◆2階のセカンドリビング

2階でもくつろげるスペースが欲しくて、セカンドリビングをつくることもありますが、なかなか使う機会がない、という方もおられます。

そもそも、1階のリビングでくつろげるのに、わざわざ2階のリビングをいつ・どういう時に使うのか、をきちんと考えないと、無駄に終わります。

それと、冷暖房のこともあります。

例えば、リビングが吹き抜けていて、その上に2階のセカンドリビングがあれば冷暖房エリアが1階リビングと同じ空間のため、「わざわざセカンドリビングに冷暖房をかける」必要がありませんが、そうでなければ「冷暖房がもったいない」から使いにくいということもあります。


◆登りにくい小屋裏収納

小屋裏収納自体は小屋裏というデッドスペースを利用して広い面積の収納を確保できてなかなか良いものなのです。

しかし、小屋裏収納へ入るすべが固定階段ではなくハシゴや折りたたみタイプの階段のことがあるのですが、固定階段では無い場合は、非常に登りにくく、そもそも荷物を持って昇り降りが出来ないこともあります。

大きな物は運べないし、片手で昇り降りするのが精一杯という感じでは、ほとんど使えない収納ということもあります。


◆行き場のない勝手口

キッチンに勝手口があれば便利、、、なのは、勝手口から出た場所から目的地までが近い場合です。

例えばゴミ出しですね。勝手口から出て道路のゴミ置き場までが玄関から行くよりもショートカットだと便利ですが、遠回りならそのうち使わなくなるかもしれません。

勝手口を出たら、狭い通路しかなくどこへも繋がらないなんてお粗末なこともあります。

勝手口よりもリビングの掃き出し窓や玄関から出る方が理にかなってはいないか。

要確認ですね。


◆物干ししないのにバルコニー

部屋干し派なのにバルコニーをつける方がおられます。

マイホームはバルコニーがないといけないといった固定概念がある方もおられますが、物干し以外ではあまり使う機会がないのも事実です。

屋外ですから砂埃も溜まって掃除も大変ですし、防水層も経年劣化しますから維持管理もたいへん。

また、屋上のルーフバルコニーなどは、階段を登るのが大変です。

1階にリビングや洗面(ランドリー)がある場合、3階の高さである屋上のルーフバルコニーまで上がるのはなかなかの重労働ですよね。

また、屋上のルーフバルコニーは屋根もない場合が多く、雨漏りのリスクも高くなり、維持管理としても手間がかかります。


◆ウッドデッキ

ウッドデッキもバルコニーと同じで、屋外の設備ですが、「あったらいいな」程度で造っては、使わないこともあります。

北側に造って「日の当たらない寒々しい」デッキになってたり、

「人通りの多い道路から丸見え」だったり、

とりあえず欲しいから造ったようでは失敗しやすいですね。


◆まとめ

家づくりの「無駄」のPart2として書いてみました。

失敗と思わなければ、無駄な設備・スペースも別にあったらいけないわけではないのですが、

やはり、「やめておけばおけばよかった」「代わりに○○をすればよかった」と後悔される方も多いものです。

後々、「無駄」だったと感じることのないように、しっかり計画を立てましょう!

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