
はたして、3階建てはアリなのか?
こんにちは!
建築コンサルタントのtakumiです。
本日は、「3階建てってどうなのか?」
というお話。
どうなの?と言いましても、敷地面積によっては、3階建てを選択しないと必要な床面積を確保できないこともよくあります。
まずはデメリットと、メリットもあるということを理解頂いて、家づくりに活かしていきましょう。
◆3階建てのデメリット
まず、3階建てのデメリットはわかりやすいですよね。
「階段の昇り降りがたいへん!」
ということにつきます。
階段をぐるぐると、1階から3階まで、、、大変ですよね。
実は私の家も3階建てです^^;
ですので、3階までの行き来はなかなか大変!
それ以外にも、
一般的にですけども、3階建てって敷地面積(土地の面積)があまり大きくない時に検討することが多いです。
ですので、例えば床面積が100㎡ほど必要だとしますと・・・
単純に階数で割ると、
2階建てなら1階が50㎡、2階が50㎡、というような割合で建てられるのが、
3階建てだと、各階が33㎡となりますよね。
これは、各階が33㎡しかなくなるので、部屋の機能が分散されてしまうということです。
一番の問題点は、LDKを広くとろうとすると、同じ階に洗面と浴室が配置できないことがあります。
LDKと、洗面やお風呂が別の階となると、ちょっと使いづらい面がありますね。
主要な生活動線や家事動線にも、階段を介することが出てきますので、部屋の配置がとても重要となります。
また、他にも「地震の力を受けやすい」ということが言えます。
高さが高くなるので、「揺れやすい」ということですね。
もちろん、「構造計算」は必須なので倒壊することは無くても、地震や台風でも3階建てはよく揺れます!
◆3階建てのメリットってあるの?
はい。3階建てにメリットはあります。
まず、構造計算か必須になります。
ん?メリットなの?
と思われるかもしれませんが、木造は2階建てまでは構造計算が不要ですので、より詳細な安全性の根拠が得られることになります。
さらに、確認申請の審査でも、木造の2階建てまでは構造に関してはノーチェックなのですが、3階建てからはこの構造計算書のチェックが審査項目に入ることになります。
つまり、構造的なチェックがきちんと入るというメリットがあるんですね。
「なんだ、そんなことか・・・」
と思われるかもしれませんが、当たり前の安全性が、できてない建物がいっぱいあるのも事実です。
設計士の質って、ピンからキリまでですから、あなたを担当する設計士が、しっかり計算していれば良いですが、なかなかそうとは限らないんですからね。。。
ですので、安全性に関する「第三者のチェック機能」は大切です!
他にも3階建ては、2階よりも法的に厳しくなる規定がちょこちょことあります。
3階建ての詳しい内容はこちらの記事で「みっちり」解説しています^^↓↓↓
3階建て住宅の注意点とは~階数による法規制や使いやすさ、間取り・工事費用への影響は?
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