玄関ポーチのタイル選びの秘訣とは?
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
家の玄関というのは、家そのものを表すと言われ、玄関の雰囲気で家の中の様子も分かるとされています。
家の顔なんて言われ方もしますね。
風水的にも、玄関を清潔にするのは大切とされいますし、なんと言っても、玄関が爽やかだと気持ちが良いものです。
そこで今回は、「玄関ポーチのタイル」について考察したいと思います。
玄関ポーチは、屋内の玄関土間と続いていますので、多くは同じ色にすることが多いものです。
そのため、玄関ポーチの色は玄関ホールの床の色との相性も見ながら決めると良いものです。
多く使われる色としては、「グレー系」と「ベージュ系」があります。
もちろん、何色にしても自由なんですが、外観とホール床とのバランスもみることになりますので、上記の2系色が合わせやすいので、多く使われているんですね。
◆グレー系のポーチ
グレー系の色は、建物とも合わせやすくて締まって見えるので使いやすい色です。
クールに見えますので、少し寒く感じるところもあります。
そのため、玄関先が殺風景に感じることもありますから、植物を置いたりして、華やかさをプラスした方が良いかもしれません。
また、グレー系でも濃いグレーだとグッと締まるのでキレイに見える一方、汚れが目立ちやすくなることや、玄関先が暗く感じることになりますので、外観パース等でよく検討しておきましょう。
◆ベージュ系のポーチ
ベージュ系は玄関先が明るく見えますので、何色が良いのか分からないという場合は無難に合わせられるのでオススメです。
一般的には、玄関は明るくしておきたい場所なので、ベージュ系のポーチは良いのですが、建物の外壁や、内部のホールの床と同系色だと、色が被ってぼやけてしまい単調な玄関になってしまいがちです。
パースやサンプル合わせで、「イマイチかな?」と思ったら、ベージュ色の濃さを変えてみると良いですね。
◆タイルの大きさ
玄関ポーチはタイルの大きさでも印象は変わります。
通常は写真にもあるような一辺が30cmの大きさのタイルが主流です。
これより小さいものも色々ありますが、細かいタイルは目地に汚れが付着しやすくなります。
また、ある程度の大きさが無いと安っぽく見えますし、小さいタイルは目障りに感じることもあります。
逆に、30cmより大きいタイルは良いのですが、コストがグンと高くなりますし、タイルの割付け(あまり切らずにバランスよく貼り付けること)がしにくくなります。
よほど使いたいタイルの大きさが決まっている場合以外は、30cmの大きさのタイルを使うのが無難ですね。
◆目地の色でも印象は変わる
また、目地の色でも印象は変わります。
目地というのはタイルとタイルの境い目の部分ですね。
それぞれのタイルの写真を見ても分かりますように、目地の色も様々です。
目地の色も変えられるのですが、こちらもサンプルや事例を見て決めておかないといけません。
グレー系のタイルだと、白い目地は輪郭がはっきりしてシャープな印象になりますし、目地もグレーにすると、落ち着いた雰囲気になります。
◆まとめ
玄関ポーチのタイルは、色で大きく印象が変わりますし、タイルの大きさや目地の色でさえも雰囲気を変える要素となるんですね。
外壁の色や、内部の玄関ホールの床の色とも合わせながら、バランスを見ながら選定しましょう。
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