WebSiteのお花畑の時代
数年前までは、WebSiteの制作を請け負って仕事をしてました。何件もの新規サイトを立ち上げました。実のところ最近は、小生はもう何年も前から、WebSiteの仕事はしていません。
その頃から、セキュリティーの知識が必要になり始めたからです。
昔はSSLサーバーによる、セキュリティーなんて考えなくてよかった。
暗号化なんて、制作作業の何処にも見当たりませんでした。
デザイナーがお客様の要望通りのコンセプトで、好きにデザインをしてました。
デザイン以外では、検索エンジンに引っ掛かるよう<meta name="keywords" content=""****" />などのタグを書くくらいです。現在はmeta keywordsは必要性がなくなっています。
最初の頃は、自分でHTMLの文章をエディタで書いてページを作ってました。書いたHTMLデータを Fetch でサーバーに転送。写真データもロゴも画像データにして Fetch で転送。
画像データにする際に、jpg・png・gif・tifを、どのファイルにするか、何が最適か……とそういう知識だけは豊富にあった(笑)。
当時はそういう作り方です。
ページ全体の大きさを決め、タイトルやロゴを何処にどんな風にレイアウトするか……。メインの写真をどんな風に配置し、キャッチフレーズやキャプションや本文をどんな案配にするか……。
そういう仕事を、コードにして書いていたんです。
HTMLやCSSのタグやプロパティ指定で、ページが思うようにデザイン出来ていくのが、面白かった。ここからここへ飛ぶとかの動作設定も簡単に出来ました。想定通り動いたし、うれしかった。
タイトル文字をもっと大きくしてセンターに……いや、右揃えにして、少し字間を空けよう……とか。文字の大きさは色は……<font size="" color="">と書いて指定していく。
建物の写真は明るくして白を強調し、青空も補正を掛けてもっと青く……って。もちろんロゴ制作も写真撮影の面倒も見なければなりませんが、これは元々の仕事だし……。
その後、HTML手書き方式は Adobe Dreamweaver に移行して、さらにWebSiteの仕事は続けます。Dreamweaver は、GUIによりデザイナーでも簡単にサイトのページが作れるソフトです。
作ったデータをサーバーに転送し、サイトを完成……そういう機能を持っていました。
当然、Adobe 製品のオンパレード、一致団結、総動員です。
Dreamweaver・Illustrator・Photoshop・InDesign・Fireworks・Flash の全機能大活躍です。
InDesignの表組作成までEPSファイルにして使ってました。
もちろんロゴ制作も写真撮影の面倒も以前と同様です。デザイナーですから(笑)。
それから年月が経って(そんなに経った訳じゃないけど)、いまでは暗号化プロトコルがどうしたとか言われます。
SSLによる暗号化通信は…とか、プライバシーへの配慮は…とか言われても、何ですか~って……。ゴメンナサイです。
素数準拠の公開鍵と秘密鍵を使った暗号化とか、そういう現代数学理論でのセキュリティが必要です。
そう言われると、やっぱ、やめてよかったかなぁ……。
スパム・迷惑メール・ウイルス・スパイウェア・フィッシングメールもまだ身近には無かった。悪意のある人達はどこから来たのでしょうか? サイバー空間の攻撃?…戦争って?
無垢なエデンの園で、お花畑の時代でした。