アーセナル戦から新スパーズの雑感~ヌーノで大丈夫?~
スパーズは昨シーズン終盤にモウリーニョ解任に踏み切り、紆余曲折を経てヌーノを新監督に据えました。今回はプレシーズン、VSアーセナルからそのスパーズの雑感を綴ってみます。
ヌーノで大丈夫?
あくまでもこの一試合を見た限りでですが、かなりまずそうだなーというのが感想です。もちろん90分の中でよいシーンも出てはいましたが、そこも取り上げるとブレてしまいかねないのでここでは上手く行かなかった部分に絞ります。
チーム作りが特に大変なプレシーズンだったというのは理解できます。ユーロやコパアメリカがありました。新戦力のブライアン・ヒルは日本に来ていました。ロメロも獲得したばかり。さらにケインの問題もあります。
なのでチーム作りが通常に比べ困難だったとは思います。が、それでも始動からここまでやってきたスパーズの現状チェックとしてこの試合を軽くまとめていきます。
スタメン
スパーズの中盤の並びが少し気持ち悪いかもですが、これが一番しっくりきます。
ボール保持~共通理解の不足
まずは保持からやっていきましょう。
アーセナルが高い位置でプレッシングをかけてきたときも後ろから繋いでいく意思はみてとれました。が、なかなかうまくそれを剥してということはチームとして出来ていませんでした。
例えば、アーセナルはオーバメヤンがサンチェスにアプローチするという事をやっていました。そこで空いてくるのがタンガンガ。ですがボールを届けることはあまりできませんでした。
(今回がスパーズメインの記事ですが、アーセナルのプレッシングはかなり好印象。スパーズの中盤の消し方がとてもうまかった。)
そして特に問題だと感じたことがあります。
見出しにもある通りで、選手たちが同じ絵を描いてプレーできているように見えないシーンが多くありました。
顕著だったのがホイビュアーがサンチェスの脇に降りてボールを前進させようと画策していた時ですが、この動きはチームとしてやっているという感じは無かったです。
ボール非保持~これで無失点は逆に凄いかも
続いて非保持。保持よりも大きな課題があると思われます。
ソン&アリを2トップに4-4-2を組むと予想していました。が、ベースは4-3-3。リヴァプール風を志向しているのでしょうか。
非常に怪しいのが前三枚。前線の役割はボールを誘導することです。しかしこの試合のスパーズの3トップは方向付けもうまく出来ていないうえ、プレスバックも拙いものでした。
なので、
こういう場面をそれなりの頻度作られていました。キャプテンが同じフランス代表のように前線の負担を減らし後ろで防げば良いという考え方なのか..。
結局この試合はクリーンシートで終われたわけですが、このままだとかなりやばそうです。
終わり
以上です。開幕一週間前にして先行きの怪しい試合(勝ったんですけどね)をしたスパーズですがこれから戦力を整理してどうなっていくでしょうか。
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