小布施町の美味しいリンゴ
12/7,8 長野県小布施町
ある日友達を飲み会に誘ったところ
「ごめん、地元が被災してしばらくそっちにいるからいけない」
と言われた
僕はとっさに
「俺も時間があったら手伝うよ!」
と返した。
そして何故かバイトが土日に入ってなかったことをきっかけに行くことにした。
小布施町は今年の10月に襲った台風19号の影響で被災していた。
(親が言っていたのは千曲川が氾濫したから信濃川が氾濫しなかった、感謝しなければならないと言っていた。私の地元長岡も結構その日は氾濫するのではないかとヒヤヒヤしていた。)
いざ、現場に行くと浸水した生々しい姿が映し出されていた。
小布施町ではボランティア団体が多く存在していて、複数のNPO団体も参加していた。
私はその中の「笑顔プロジェクト」という団体に混ざらせてもらった。
私が滞在した二日間に行ったことが
1. りんご取り
2. りんご農場の土壌の上に浸水によって敷かれた泥を掘って集める
この二つです。
私は小布施町で知った事実について書きます。
まず、小布施町にはりんご農場が多くあります。
しかし、今回の被害でりんご農場も浸水し、下に落ちてしまったリンゴも大量にありました。
その中でも生き残ったリンゴも大量にありました。
しかし、そのりんごは衛生上の問題と、あと風評被害でほとんど売れないというお話を聞きました。
しかし、私は滞在した二日間で収穫したリンゴをいただいて、とても美味しかったです。
そして、帰宅する際に何個もりんごをもらいました。今でも美味しく食べています。
**このおいしさを風評被害で伝えることができない現状は問題だ **
と感じました。
私がそこで考えたのは
**風評被害という事実と違う印象によって付加価値を下げることを無くしたい **
ということです。
逆にプラスの付加価値(台風被害の中落ちなかったリンゴを「落ちないリンゴ」という受験の願掛け的な意味合いで販売とか)もいいと思うのですが、
**私はそれより平等な目線で扱う社会がいいなとおもいました。 **
つぎは泥堀でのエピソードです。
午後から夕方にかけて浸水により敷かれた泥を掘ったのですが、部活を引退して以来一番の疲労で、次の日は筋肉痛で体が思うように動かないほどでした。
そしたら私の友達は「この前これを一日中、それを3日連続でやった」といっていました。
はんぱねぇって思いました。
そして
「とにかく人が足りない。被災当初はボランティアもたくさん来たが、今もたくさん来ているが、数が減ってる。
雪が降ったら作業ができない。このままだと間に合わない」
と言っていました。
その時私は
たしかにもう台風のことはみんな忘れている。
メディアも取り上げなければ忘れてしまうよな
と思いました。
今日僕がこの経験を書いているのもそれがきっかけです。
**人々が足を運ぶためにはまず多くの人に知ってもらう必要があるのではと思いました。 **
どのようにしたら、現場の状況が変わるのか
私なりに一つ考えてみました。
泥掘りで感じたこと
1.全身の筋肉を使う
2.部活並みに疲れる
ここで考えたのは、高校の部活の一環で参加するという案です。
復興活動がすすむ
筋繊維を刺激、崩壊
ウィンウィンではないかと思いました。
復興には力作業が多くあり、そして少子高齢化の社会ではそれを行うのが親以降の世代が多いことも考えると面白いなと個人的に思いました。
最後に、
現地の方々はみなさん優しくて、被災されている中、本当にすごいなと思うと同時に心が痛みました。
そしたら友達が
「現場には負のオーラが漂っている。その中、ボランティアの人々が元気よく活発でいる姿を見ると元気になるんだよ」
と言っていました。
なので私は精一杯力を尽くしました。
被災地では未だ復興に向けて動いています。
**この現状を一人でも多くの人が届け、伝えることが最優先に大事だと思いました。 **
また一つの経験ができました。
小布施町の方からもらったリンゴはとても美味しかったです。
小布施の方々ありがとうございました。
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