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不安との闘い、自己矛盾とアウフヘーベン【第一種証券外務員 #4】

前回の記事はこちら↓

こんばんは。たくみです。
昨日はいろいろ予定が入っていて勉強する時間がありませんでした。

今日も夜からの勉強になったのですが、みなさんは勉強しているときにこんなこと思ったことはありませんか?
「果たして今の勉強法って正しいのだろうか・・・?」
「実は今やってることって無駄だったりしない・・・?」
「もっとうまい方法があるかもしれない」

私特有のことかもしれませんが、特にルーティンのような地道な作業をしているときにこんな気持ちになります。時間をかければかけるほど、効率が悪かった場合とよかった場合の差がどんどん開いていくからです。

効率が10%と1%との比較。時間をかけるほど差が開いていく

第一種証券外務員は公式の暗記が多い!

見出しの通り、第一種外務員試験では計算問題がしっかりでます。数学のように論理で導けるものではないので、しっかりと暗記する必要があります。
さらにややこしいことに、「最終利回り」「直接利回り」など、似たような名前で、公式が微妙に違う、とかがあるのでさらに大変です。

これらを覚えるために、現在やっている勉強法を紹介します。

赤シート勉強法

勉強法とはいってもやることはシンプルで、覚えたい公式を紙に黒ペンとオレンジペンで書いて、赤シートを使ってひたすら覚える、という方法です。

例え意味を深く理解をしたとしても、最終的にはこれらの公式は覚えなくてはなりません。

覚えたい公式だけオレンジで書く

しかし、この勉強法はアナログなので結構時間がかかります。パソコン上でタイピングした方が圧倒的にはやいです。しかし、紙に書いた方が覚える、とも言いますよね。

「手書きだと記憶に残るが時間がかかる」「タイピングだと記憶にあまり残らないかもだが時間がかからない」こういった悩みを常にもちながら勉強しています。

勉強法を探るのに時間をかけすぎると元も子もない

一回こういった考えに陥ってしまうと、ああしたらどうだろう、こうしたらどうだろう、といろんな方法を試さずにはいられません。いろんな方法を試していくうちに、時間ばかりが過ぎていき、「効率が悪かったとしてもそのまま勉強してた方が結果としてよかったんじゃないか?」と気づくことが多々あります。

「どう勉強するのがいいのだろう」と考えるのは「勉強のための勉強」であり、覚えたい内容の勉強には全く役に立ちません。ここでも、自分の判断力が問われます。「コスパが悪くても今のまま勉強をしていった方がいいのか、それとも一度立ち止まってコスパを上げる方法を考えるべきか」

ここで自分の悩みはMAXに達します。勉強しているはずなのに、頭のキャパがほとんどその悩みで埋め尽くされています。

イーロン・マスクに学ぶ勉強法

アイアンマンのモデルにもなったイーロン・マスク

話が変わりますが、イーロン・マスクはご存じでしょうか。Paypal、テスラ、スペースX、など様々な業界で事業を立ち上げており、もはや知らない人の方が少ないでしょう。立ち上げているだけではなく、事業のほとんどが大成功を収めているのですから、彼の知識量や思考力はすさまじいものだと思います。

そんな彼は、学習する際には「ファースト・プリンシパル(第一原則)」ということを意識しているそうです。

彼が何かを学んだり、新しいことを考えるときは、「確実に正しいと言えることから、少しずつ積み上げていって、自分の理解を深める」と言っています。

この「確実に正しいと言えること」が「ファースト・プリンシパル」です。

動画ではロケットや車の話をしていますが、自分なりに考えた例えを一つ。
数学で、掛け算を知らない人は、三角形の面積を求めたりはできません。そんな状態で三角形の面積の勉強をする方が馬鹿馬鹿しくて、まずは掛け算をマスターしてから、次のステップとして三角形の面積を勉強するでしょう。
そんな掛け算は、足し算の概念がわからないと完全には理解しきれません。もし掛け算の仕方が怪しい人は、足し算の概念から理解する必要があります。そうして、自分が確実に理解できるところから、少しずつ論理を組み立てていくこと、これが「ファースト・プリンシパル」だと私は解釈しています。

これは勉強だけではなく、競技ダンスにも応用できます。相手と特定のステップがうまくいかなかったり、意見が食い違ったりした場合は、確実に正しいと言えるところ(例えばベーシックのステップをやってるなど)に戻って、そこから少しずつ難易度を上げるようにしています。そうすると、ある段階でいきなりできなくなる部分があるので、そこが改善するべき場所だと判明します。

今回の悩みも、「ファースト・プリンシパル」に立ち返って考えてみましょう

前回の記事と矛盾してないか!?

書いていて気づいてしまいました。今回のファースト・プリンシパルを考えてみると、前回の内容と非常に似ています。

「本来の目的は試験に合格することじゃなくって友達に説明できるようにすること」…ってあれ?前回も似たようなこと書いたじゃん!!!

しかもよく思い出してみたら前回「頭に叩き込むよりも、全体像を把握する」とか言ってない!?赤シート使ってめちゃめちゃ頭に叩きこんでるじゃん!やば!

出典:私の心の声

第一原則に立ち返ってみたら、「前回は理解が大事と言っておいて、結局赤シートとか頭に叩き込む勉強してないか?」となってしまいました。。。

しばらく悩んでいて出た結論ですが、前回二項対立のようにとらえていた「全体像の把握する」と「全体像の把握せずに頭に叩き込む」は、共存し得ました

プロセスの段階が異なっているので、「全体像の把握をしてから、頭に叩き込む」みたいな、中庸ができちゃいますね。

前回の要旨
これぞアウフヘーベン

今回の悩みは、「じゃあどうやって頭に叩き込むの?タイピング?紙に書く?それともひたすら問題を解く?」ということになります。

これはトライ&エラーでやっていくしかなさそう

何かを頭に叩き込むとき、大事なのは「認知するのではなく暗記すること」、そして「反復の頻度をなるべく高めるために、一回の作業のハードルをなるべく下げること」だと思います。(今回の記事、とても長くなってしまったので需要があれば掘り下げます)

これはいろいろ試行していく中で少しずつ改善していくしかないのではないだろうか、という結論に今のところなりました。

最初に述べた「赤シート勉強法」も、記憶には残るけど、時間がかかる、というデメリットがあったので、これもアウフヘーベンで「ワードか何かでオレンジ色で暗記事項をまとめて、それをプリントアウトしたりアプリを使ったりして赤シートで覚える」という改善策が出てきます。

これもやっていくうちに効率の悪い部分が見えてくると思うので、その時に改善していく、という形で進めるのがよさそうです。

まとめ

考えがコロコロ変わっていきますが、勉強をしていく中で、ああでもないこうでもないともがいている様子が伝わりましたでしょうか。

試験が終わってから書く「後日談方式」だとこういったことが省かれがちなので、日々悩んで泥臭く勉強している様子が伝われば幸いです。

明日から一泊二日でスキー旅行に行ってきます!楽しみ!

ではまた次回~!



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