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それ、じつはダメな断り方です
「人に頼まれたら断れない…」「結局、自分でやった方が早いと思って抱え込んでしまう…」そんな経験、ありませんか?
わたしも、ついつい引き受けてしまい、後で手一杯になってしまうことがあります。
そこで今回は、「断る技術」について解説します。
そもそも断るのは難しい
そもそもですが、人間は、石器時代から群れで生きてきた生き物です。
だから、誰かに嫌われたくない、仲間外れにされたくないという気持ちが根底にあって、「断る」ことに抵抗があるのは当然。
「みんなも一緒で、断ることに抵抗がある」
これを知るだけでも、ちょっと楽にならないでしょうか?
まずは、「断ることに抵抗があるのは当たり前」という事実を知ること。
そして、忘れないことが第一歩です。
とは言いつつも、自分の時間やエネルギーは有限。
本当に大切なことを守るためには、時には「NO」と言う勇気が必要になります。
そこでここからは、よく使ってしまう断り文句のダメな例をご紹介します。
それ、相手にも自分にもダメな答え方です
飲み会に誘われた時、「行けたら行きます」と答えること、ありませんか?
一見、相手に配慮した優しい返事のように思えますが、よく考えたら、じつは幹事さんにとって一番困る答えがコレ。
人数に入れていいのかキャンセル待ちをすればいいのか、判断ができないからです。
このように、中途半端な返事は相手に迷惑をかけることになります。
さらには、自分自身も「行かなきゃ…」というプレッシャーを感じてしまうので、誰も得をしない答えということになります。
何かに応えるときは、中途半端はNG。
積極的なYESか、はっきりとしたNOで応える。
これが、答えるときの鉄則です。
ルールを決めておく
「でも、YESかNOかどうやって判断いいかわからない」という方も多いと思います。
実際、わたしもその一人。
もちろん相手や状況によってもいろいろなパターンがありますが、まずはひとつ、カンタンな判断ルールをご紹介します。
それは、「絶対にYESだと言い切れないなら、それはすなわちNOなのできっぱり断る」というもの。
先ほどの飲み会の例で考えてみます。
もし、予定はないけど英語の勉強がしたい、あるいはNetflixで映画を観たいと思っていた場合。
これは絶対にYESだと言い切れないので、断るべき。
となります。
もちろん、これはあくまで一例。
いろいろなルールを試してみて、しっくりくるものを見つけてみてください。
礼を伝えてハッキリ断る
そして、判断するルールが決まったら、つぎが一番重要です。
というか、ここが最大の課題。
何と言って断るか?
が問題ですよね。
結局何と言っていいかわからなくて不安になり、あいまいに「行けたら行きます」と言ってしまう・・・。
そう、これがわたしです(笑)。
そこで使えるのが、お礼を言ってハッキリ断るという方法。
さきほどの飲み会の例だと、
「ちょっと予定がわからないけど、行けたら行くね」ではなく、
「その日はどうしても外せない用事があるので、今回は見送ります。お誘いありがとうございます!」
と答えます。
誘ってくれてうれしいという気持ちも伝えつつ、はっきり断りを入れる。
これなら相手も気分を害す可能性も低くなって、自分もスッキリできます。
断るのは技術
このように、「断る」ということを「判断するルール」「断り方」と分解してみると、意外とできそうな気がしてきませんか?
つまり、断ることは練習すれば誰でも身につけられる技術だということ。
もちろんすぐにできるわけではありませんが(わたしも未だ完全にできているとは言えません・・・)、判断するルールや断り方など、ひとつひとつ練習していくことで、少しずつですが断れるようになってくるはずです。
ちなみに、グレッグ・マキューン氏の『エッセンシャル思考』では、大事なことに集中する過程で、断ることの大切さや技術についても触れています。
実際、断ることは、自分の時間やエネルギーを守り、本当に大切なことに集中するために必要なスキル。
「頼まれごとでいっぱいいっぱいになっている」という方は、一度読んでみてください。
Kindle版や、耳から学べるAudible版もありますが、Audibleは、初めての方は下のリンクから登録すれば無料トライアルで聴くこともできます。
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