ズボラなわたしの写真保存ストレージ最適解
あなたの写真はどこに保存されていますか?
肌身離さず持つようになったスマホ。
このスマホには、十分すぎるカメラ機能が付いています。
つまり、いつでも写真が撮れるということ。
家族の写真、旅行の写真、メモとしての写真、仕事の写真・・・。
どんな場面でもさっと取り出して写真が撮れるので、日に日に写真の数は増えていく一方です。
この 日々増殖していく写真、あなたはどこに保存していますか?
カメラ好きではないズボラな人のベストな写真の保存先
カメラが好きなひとは、「パソコンに保存している」とか「専用のHDDに入れている」なんてこともあると思います。
でもわたしの場合、撮影センスもなく、たまに子どもの写真を撮ったり読書中の本のメモとして撮影する程度。そこまで数が多くありません。
それに何より、「撮ったあとはほとんど見ない」というのがホントのところです。
そんなわたしが写真を見かえすときも、「長男の写真どれかな」とか、「あの読書メモを書き写そう」とか、「仕事用にあの写真を書類に使おう」というとき程度。これも頻度があまりありません。
こんな、写真好きでもなくズボラなわたしにとって、写真の保存先はどこが良いのか?
いろいろと調べた結果、Google OneのGoogleフォトが最強だということがわかりました。
失礼ながらわたしのようにズボラで写真下手な方は、一度このGoogle Oneをチェックしてみるのをオススメします。
Google One/Google フォトの主要機能と価格
なにがそんなにいいのでしょうか?
個人的にオススメな主要な機能と価格を挙げておきます。
■主要機能
①OCR(自動文字認識)(□)
②自動人物認識・共有アルバム(□)
③ストレージの家族共有(△)
□はGoogleフォトの機能(無料のGoogle Driveのままでも使用可)、△はGoogle Oneの機能
■価格
15GB: 無料(Google Drive)
100GB: 月額250円or年額2,500円(約208円/月)
200GB: 月額380円or年額3,800円(約317円/月)
2TB: 月額1,300円or年額13,000円(約1,083円/月)
前提として、無料で15GBしかないストレージサービス Google Driveの大容量&機能アップ版が、Google Oneです。
GoogleフォトはこのGoogleフォトという名前の写真・動画専用サービスがあります。
とは言っても、(iPhoneであれば)Googleフォトアプリを立ち上げておけば勝手に写真がアップロードされて、編集できたり閲覧できたりする…というだけの話です。
いろいろ詰め込めるストレージとしてのGoogle Oneではなく、本記事は写真・動画を扱うストレージとしてGoogleフォトについて解説していきます。
機能①読書メモにはOCRが必須機能
わたしは実用書をよく読みます。
なにせ記憶力がないもので、買った本を余さず活用するために、本の内容で大事なところはEvernoteやDynalistなどのクラウドサービス(これらのサービスも今後解説しますね)に書き写しています。
でもやっぱり、一文字一文字書き写すには時間が足りません。
そこで便利なのが、OCR(自動文字認識)という機能です。
これは、写真のなかから自動的に文字列を認識し、テキストとしてコピーできる機能のことです。
写真をGoogleフォトにあげておけば簡単にテキストコピーができるので、読書がはかどります。
これはわたしにとってかなり重要な機能でした。
機能②子どもの写真を家族でカンタンに共有できる
自動人物認識は、複数の写真のなかから同じ人物を自動的に判別できる機能です。
認識されている人物に名前をつけておけば、検索窓にその名前を入れるだけで、その人が写っている写真をリストアップしてくれるんです。
つまり、子どもや友人の名前で検索すればすぐに出てくるので、あとから見返すのにうってつけ、ということ。
さらに、この自動人物認識と共有アルバム機能を合わせると、超ズボラなわたしでも超カンタンに家族と写真を共有できます。
たとえば、Aくんで検索したときに出てくる結果を共有アルバムとして指定できるのです。
さらに、今後Aくんが写った写真をGoogleフォトにアップロードするだけで、自動的に共有アルバムに追加されていくのです。
もちろん、「Aくんが写ってないけど一緒に行った旅行の写真も入れたい」というときは、随時追加することも可能です。
写真を撮ってGoogleフォトアプリを立ち上げておくだけですべてが完結します。
機能③ストレージの家族共有
家族で過ごしていれば、当然夫が写真を撮るときも、奥さんが写真を撮るときもあります。
でもそれぞれでGoogle Oneを契約するなんて・・・なんか損している気がしますよね。
そこで使えるのが、ストレージの家族共有です。
つまり、わたしが100GBを契約したあとに奥さんをストレージ共有に招待すれば、わたしと奥さんで100GBを共有して使えるのです。
とはいっても、わたしの写真を奥さんが見れる・・・というわけではありません。逆もまたしかり。
プライバシーはきちんと守られた上で、100GBというストレージを共有できるのです。
Google Oneのデメリット① 解約しにくくなる
つらつらと良いことばかり書いてきましたが、実はデメリットもあります。
なにより悩むのは、一度Google Oneに入ってしまうと解約することが難しいということです。
たとえば100GB契約で50GB使用していて「今後そんなに使わないから解約するか」となったとき。
無料枠は15GBなので、残りの35GBはどうなるかというと・・・
有料契約中に入れたデータは残ります。というか、残る…そうです(笑)
ネット情報なので若干不安ですが、こういう仕様になっている模様なので、保存データについては一安心。
た だ し・・・
解約以降、Google関連のデータが入らなくなります。
たとえば、A@gmail.comというメールを使っていて、このアカウントでGoogle Oneを契約していた場合。
Google OneはすべてのGoogleサービスの容量なので、解約後はGmailが入ってこなくなります。
当然、写真以外のストレージも同様です。
でもじつはこの問題は、大事なGmailアカウントがあるならそれとは別アカウントにする、という方法で防ぐことが可能です。
Google Oneのデメリット② ストレージとしては微妙な場合も
わたしは何かを購入する際にサービスを比較します。
「エアコンはどこがいいだろう?」「iPadを買うならどれかな」というかんじで、仕様やメリットを表にするとわかりやすいのです。
そこで活躍するのは、言わずもがなビジネスインフラとなっているExcel。
わたしが大好きなこのExcelをGoogle Oneのストレージに放り込み、ブラウザなどから開いてみると・・・
アラ不思議。勝手に書体が変わります(笑)
PCに同期してExcelデータを開く場合は問題ないのですが、スマホアプリやブラウザからGoogle OneストレージをクリックしてExcelデータを開くとGoogleスプレッドシートで開く設定になっているため、書体が勝手に変わって、個人的に地味にイライラします。
Googleフォトだけ使うなら関係ないのですが、ストレージとしても使う場合でExcelやWordを使いたい人は気を付ける必要があります。
ほかのクラウドストレージサービスと比較すると?
もちろん、ほかにもHDDという選択肢や、クラウドストレージサービスもあります。
個人的にはそこまで写真が多いわけではなかったり、どこでもアクセスできるアクセス性を重視したのでクラウドサービスで比較してみました。
それぞれの特徴も軽くご紹介します。
□編集特化ならAdobeのLight room
たとえば、デザイン編集といえばAdobeです。
当然、編集に長けているので、写真を編集するならLight roomが良いでしょう。
ただし、容量の選択肢は小さいものはなく1TBのみなので、契約するにはちょっと勇気が必要かもしれません。
□コスパ重視は圧倒的にAmazon Photos
みんな大好きAmazonプライム。
やはりコスパでいえば、プライム会員というだけで使えるAmazon Photosが最強です。
Amazonプライムの特典に加えて無制限のストレージが使えるので、使わない手はないでしょう。
ただし、動画はMAX5GBです。
我が家は子供の動画を撮るので、5GBと言っても心もとなく・・・選択肢から外しました。
というかそもそもわたしは、プライム会員ではありませんので。。。
□iPhoneのバックアップも兼ねるならiCloud
編集機能や人物の自動認識は弱いのですが、「大事なiPhoneをちゃんとバックアップしておきたい」というときはiCloudでしょう。
当然、iPhoneとの連携は超スムーズです。
コストで言っても、50GBまでならGoogle Oneを契約するよりコスパも良いです。
ただ、近年のiPhoneは128GB以上ですよね?バックアップと考えれば写真以外も含まれて200GB以上の契約が必須となるので気を付けたいところです。
□(番外編)仕事と共有するならOne Driveだが・・・
上の表に乗せていませんでしたが、個人事業主や、比較的自由に会社のITツールを使える人なら、会社で契約しているMicrosoft365に付属されているOne Driveという選択肢もあります。
1TBもあるので容量には困りませんが、ただ写真を保存するだけ。
もちろんExcelやWordなどのストレージとしてはバツグンですが、写真機能はほぼありません。
人物認識や編集などを期待する方はほかの選択肢を選ぶべきでしょう。