AIの進化で出費が増える?
前回は、AI業界、半導体業界がエッジAIにシフトしてきている、という話をしました。
ざっくりした話だったので「自分には関係ないな」と思うかもしれませんが、
このエッジAIが出てくると、いままで関係ないと言っていられたフェーズを超えて、ダイレクトにあなたに影響があります。
というか、すでに実感している人もいるかもしれません。
その「影響」とは、出費。
エッジAIが出てくることによって、わたしたちの出費が増えてしまう可能性が高まるんです。
それ、エッジAI積んでます
いままでは、「NVIDIAの時価総額が・・・」とか「TSMCの技術力が高くて・・・」と、どちらかと言えば遠くの高性能コンピュータにかかわる話がほとんどでした。
最近増えて来ているエッジAIとは、いままでのクラウド側の高性能コンピュータではなく、デバイス側(スマホ側)でAI処理を行う技術のこと。
このエッジAIが増えてくると、あなたの持っているそのスマホや使っているパソコンに、AIが載ってくることになります。
すでにこういったAI内蔵のデバイスを持っている人もいると思いますが、こうなると、いままでのAIがなかったデバイスより性能が高いので、単純に価格が高くなります。
AI対応のパソコンは軒並み20万を平気で超えてきていますが、この波が、その手元にあるスマホにも来ているんです。
つまり、スマホを買い替える時には高いお金を払わなければいけなくなる、ということ。
アップデートは必須
「新しいスマホが高いなら古いスマホを買えばいい」と思うかもしれませんが、じつは、これからはそうもいかなくなってきます。
なぜかと言うと、スマホのメインのオペレーションシステム(OS)が、AIベースのものになってくるから。
これは、あなたがAIを使う・使わない、あるいはAIを使える・使えないは関係ありません。
「AIが使えるもの」としてプログラムが作られているので、AIが使えない古いスマホでは、動作が重くなったりバッテリーの減りがどんどん早くなってしまう、ということが起きます。
OSのアップデートはある程度まで放っておくこともできますが、そのままだと普通のアプリもうまく使えなくなってくるので、結局アップデートは必須。
(たとえば、iOSのアップデートを放置しておくと、LINE通話で音が出なくなる・・・なんてことも。)
もちろん、「ほとんどスマホは使わない」「電話が使えればいい」という人はそれでも良いと思いますが、「ポイントカードのアプリが入ってる」「普段ほとんどスマホPayPayで買い物してる」「LINEでよく電話してる」という人は、覚悟しておく必要があるかもしれません。
AIの進化にスマホの進化はついていけるか?
AIベースのOSになって大事になってくるのが、スマホ本体の性能。
「AI内蔵のスマホは高い」とお話ししたように、iPhoneで言えば、チップはA17Pro以上、メモリは8GB以上の性能がないとAIが使えません。
これは、iPhone16以上が必須ということ(あるいはiPhone 15 Pro)。
というわけで、iPhone 13 miniを愛用しているわたしとしては「iPhone16に乗り換えるか・・・」と思っていたのですが、もっとよく考えると、これも結構危ないかもしれません。
すでに見てきたように、AIは驚くべき成長スピードで成長してきています。
今は最新iPhoneで使えるAIも、一年後にはさらに性能を上げないと対応できない・・・なんてシナリオも容易に想像できるからです。
こうなってくると、いまでもイタイ出費なのに、これからは毎年性能が上がるスマホを買い替えないと満足に使えない・・・という可能性もあるかもしれません・・・。
いままでわたしは、スマホは長く使うつもりで一括で購入していました。
でも、毎年アップデートが必要になる可能性を考えると、大手キャリアの1年や2年で安く買い替えるプランがアリなのかもしれません。
待てるなら来年春に買い替えがベスト?
とは言っても、「スマホにそんなにお金を使いたくない」という方もいるかと思います。
いま買うならiPhone16しかないのですが、じつは、来年春には安いiPhone SE(第四世代)の発売がうわさされています。
うわさと言え、前回のiPhone SE(第三世代)は2022年3月のモデルなのでそろそろ新しいモデルが出るのもうなずけます。
さらに、いろいろなリークから、この発売はほぼ決まりのようです。
そしてこのiPhone SE(第四世代)は、AIが使える性能を持っています。
外側はiPhone14がベースになるようなので、バッテリーもある程度の大きさもあります。
つまり、安心して使えるiPhoneとしては最安のモデルだということ。
ただし注意したいのは、カメラが一つしかない点。
カメラ性能を重視する方には向きません。
選択肢のひとつは期限付き
ここまで書いてきましたが、現在iPhone 13 miniを使っているわたしは、実際かなり迷っています。
いま買うならiPhone16(一括購入)
AIの進化を考えると大手キャリアの1~2年返却でiPhone16を買って数年で返却・買い替え(ただし当然数年で買い替えなので高くつく)
安く買いたいなら来年春まで待ってiPhone SE(第四世代)(ただしカメラ性能は落ちる)
という3つの選択肢があるわけです。
いずれにせよ出費がかさむのは確実なのですが、それぞれのメリットとデメリットを考えると、なかなか難しい決断です。
さらに昨日は、12/26以降大手キャリアの下取り額が低くなる・・・なんて報道も。
もし2の選択肢にするなら、早く決める必要があります。
iPhone16はAmazonのブラックフライデーセール対象外な上に初売りでも対象外の可能性が高いので(AirTagはもらえるかも?)、本当に迷っています。
あなたはどれを選ぶでしょうか?
▼ブラックフライデーか初売りか?▼
▼いま買うならiPhone 16▼