英作文をやってみましょう
英語英語言ってる割に一向に私の記事にアルファベットが出てこない感じが自分でもしてきてるので、ちょっと英作文なんかどうでしょう。
みなさんも深呼吸して、少し頑張って挑戦してみてくださいね :) 少し長い会話文なので、パソコンで読んでいる方はメモ帳を開いて英訳を書きながら読んでいただくといいと思います。携帯で見ていてパッと書けるものがない方は、どんな英訳ができるかを考えながら読んでみてください。
お題
Oさん:たくみさんは音楽とか聞くんすか?
たくみ:そうですね、音楽好きですよ。
Oさん:あーマジすか。どんな音楽聞くんですか?
たくみ:私はですね、一番はラップですね。中学の時にエミネムを聞いて、あかん、もう否定できん、俺はラップが好きなんだという風に認めて、そこからずっとラップですね。
Oさん:おー、そうなんですね。エミネムは知ってますけど、それくらいですね。
たくみ:Oさんはいかがですか?
Oさん:私はポップが好きですね、いわゆるラジオで流れてくるような。
たくみ:テイラースイフトとか。
Oさん:あーいいですねー。なんか、この頃フィーチャリングなんとかいうの多くないですか?
たくみ:どういうことですか?
Oさん:ほら、ジェニファー・ロペス フィーチャリング ピットブルとか。
たくみ:それ完璧にオンザフロアじゃないですか笑
Oさん:笑
これはある朝の私と同僚のOさんの会話です。
最後のくだりがちょっと面白かったのでよく覚えてます。On the Floorという曲を知らないと面白くないかもしれませんが :(
この日本語の会話を見て「え!?こんなの英語にできるの?無理無理!私はまだ無理!」という人は、リラックスして私の解答案を見てください。できれば、自分が何でつまづいているのか、言葉にして表現してみるといいと思います。「全然どういう文で表現すればいいかわからない」とか、「学校英語みたいには訳せるけど、くだけた会話にするにはどうすればいいかわからない」とか。さすがに単語がわからないということは今回はないと思います笑 全然どういう文で表現するかわからないという方は、日本語と私の解答案を見比べて、「ふむふむ、この部分はたくみさんはこう言ってるんだな」ていうのをしてみるといいと思います。
「英語にはできるけど、ちょっと時間かかるな」もしくは「英語にはできるけど、正直自信ないな」という方は、少しずつ繰り返しいっしょにやっていけば変化が出てくると思います。解答とは違うけどこんな言い回しにしてみたんですけどどうでしょう?っていうのがあれば是非コメントしてください :)
「こんなん楽勝やんけ!」という人、素晴らしいです :) 「これたくみさんだったらどう英訳する?私ならこんな風に訳すけど」という面白い日本語の会話とか題材がありましたら教えてください、記事として取り上げたいです。
さて、私の解答案はこのようになります。ちなみに、日本語の言葉一つ一つの意味を厳密に訳するというよりも、その時の私やOさんの気持ちを英語で表現する感じにしましたので、逐語訳な感じで訳してくださった方とは大きく異なる部分もあるかもしれません、ごめんなさい。
解答案
Oさん:たくみさんは音楽とか聞くんすか?
O-san: Takumi-san, do you like music?
(日本語では「聞きます?」と言いますけど、"Do you listen to music?" だけだと、すごい一般的なことについて不自然に改まって尋ねてる感じで「あなたは音楽を聞くんですか?」みたいになっちゃうので、あえてlikeを使いました)
たくみ:そうですね、音楽好きですよ。
Takumi: Yeah, I do like music.
(ここの強調のdoはなくても自然です)
Oさん:あーマジすか。どんな音楽聞くんですか?
O-san: Yeah? What kind of music do you listen to?
(ここもプレーンに訳しました。ここではもう一般的な音楽の話ではなく「私が聞く音楽」という特定の話なので、listen to を使っても自然だと思います)
たくみ:私はですね、一番はラップですね。中学の時にエミネムを聞いて、あかん、もう否定できんと、俺はラップが好きなんだという風に認めて、そこからずっとラップですね。
Takumi: Well, I like rap. I listened to Eminem when I was in junior high school and I was like "Shit, I can't deny it anymore, I like rap, I have to admit it", and I've been a rap fan ever since.
(ここ私よくしゃべりましたね笑。ちょっとずるいんですけど、「一番」というのはあえてthe most とかで訳出はしませんでした。「何が好きですか?」と言われて "I like rap." と終止符つきで答える人は、それが「一番」好きでなかったらそういう答え方にはならないと思います。
会話文の中の "I was like ..." とか "That was like ..." とかはよく使いますね。「~みたいな感じだったよー」という言い方です。
"deny"は結構英語ではよく使われる単語ですね。こんな風に「もうこの気持ち、隠せない」みたいな文脈でよく使われます。admitもそうですね、ありのままを直視して、厳しい事実などを認めるというときに使います。
次の「そこからずっとラップですね」は非常に日本語らしい文です。そもそも「そこからずっと『何が』ラップ」なんだよって感じです。「そこからずっと X = rap 」のXがなんなのかわからないので、これをそのまま文法的に英語にしようとしてもできません。こんなときは、このときの話者の気持ちを考えてみましょう。「そこからずっとラップですね」でこの人が言いたいのは、どんな気持ちでしょう?たぶん「そこからずっと私はラップが好きなんです」「そこからずっと、私が好きな音楽はラップですね」ということですよね。これならなんとかできそうですよね。"I have liked rap ever since" とか、"ever since then, my favorite type of music has been rap"とか、順番変えて"rap has been my favorite kind of music ever since"とかでもいいですね。解答案では同じ気持ちを「そこから私はずっとラップのファンなんです」という言い方にしました。同じ気持ちが違う言い方でも自然に表現できているなら、どれも正解だと思います)
Oさん:おー、そうなんですね。エミネムは知ってますけど、それくらいですね。
O-san: I see. I know of Eminem, but that's about it for me with rap.
(know of は know だけでも自然だと思います。ofがあるとEminem「という人のことは知ってる」という感じが出ると思いました)
たくみ:Oさんはいかがですか?
Takumi: How about you, O-san?
(これはいいでしょう :) )
Oさん:私はポップが好きですね、いわゆるラジオで流れてくるような。
O-san: I like pop music. The typical kind of music that you hear on the radio.
(正直ポップを英語でなんていうのが一番自然なのか少し不安です、ここではpop musicとしました)
たくみ:テイラースイフトとか
Takumi: Like Taylor Swift.
(「~のように、ような」のLikeは会話文では本当によく使います)
Oさん:あーいいですねー。なんか、この頃フィーチャリングなんとかいうの多くないですか?
O-san: Yeah she's good. Don't you think, like, these days we have many songs "featuring" someone else?
(ここの"like," は「あの、」くらいの意味で使っています。日本語の「なんか、」に対応しています。
「多くないですか?」は"we have many songs...?"にしてみました。もしかしたら"there are many songs...?" の方がいいかもしれませんが、両方いけると思います)
たくみ:どういうことですか?
Takumi: What do you mean?
(これはもう決まった言い方ですね :) )
Oさん:ほら、ジェニファー・ロペス フィーチャリング ピットブルとか。
O-san: Like, you know, like Jennifer Lopez featuring Pitbul.
(Likeを「ほら」と「~とか、~みたいな」の意味で多用しています。"for example"よりもくだけた言い方で、このくらいカジュアルな会話だとfor exampleじゃないよなーって感じですね)
たくみ:それ完璧にオンザフロアじゃないですか笑
Takumi: You're just talking about On the Floor lol
(これ!この「例えでなんとなく適当に言っただけなのに、それ特定の曲のことだけになっちゃってるじゃないですか笑」の感じを出したいんです!気持ちはそれなんです。それを考えるとここの「完璧に」はperfectlyとかでは絶対にないんですよね、これは是非納得してほしいです。"perfectly"っていうのは何かの芸当を"一つの間違いもなく、美しく、見事に"成し遂げることですから、「あなたが言っているのは perfectly にオンザフロアという曲じゃないですか」では全然ちぐはぐになってしまいます。ここでは「曲名を特定しない部分の情報で例を出してるのに、その情報に当てはまるのは『結局ただ一つのOn the Floorという曲だけ』じゃないですか笑」の「だけ just」がここでは「完璧に」に呼応するようにしました。これちょっとネイティブにも模範解答を聞いてみたいですね)
Oさん:笑
O-san: lol
(これは発言ではないですが、「確かに笑」と言わずとも笑っているOさんの雰囲気を出したかったので笑)
いかがだったでしょうか?そこまで難しい文法や単語は使っていませんよね。何か少しでも学びがあれば幸いです :) 特に、日本語で面白い部分を英語でも面白くする訳し方とかを考えるのは、眠れないくらい楽しいので、そんな楽しみ方がみなさんと共有できるようになったら素晴らしいです :)
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