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CL大阪77位 先攻特化ルギア

割引あり

冒頭


はじめましての方ははじめまして!今津と言います。最近はX(旧Twitter)で考察を上げたりしています。

トゲデマルやカービィなど丸い系統が好きです

今回は先日行われたCL大阪で【ルギア】を使用し、77位で、なんとか次のCLの優先権を取ることができました。

使用した【ルギア】ですが、かなり個性的なリスト且つ、共有したメンバーの4/5がDay2に進出するなど、レギュ落ち間近ですがいいデッキに仕上がったと思っているため、どういう経緯でそのリストになったのか、一部のカードの採用枚数の理由、採用候補カードなどを紹介していこうと思います。

使用したデッキリスト

最終リスト

共有したメンバーそれぞれ数枚違うところがありますが、私自身は2日間この60枚で参加しました。

デッキが決まるまで

※ここは、どういう経緯でこのルギアになったのか、なので、デッキリストの解説だけ見たいという方は飛ばしてもらっても大丈夫です。

〜約2週間前〜


12/6日、ハイクラスパックである、「テラスタルフェスex」が発売された。
例年通りならそこまで強い新規のカードは収録されない傾向だったが、今年は一味違った。

発売前、チャデスで代用して練習していたせいで
しばらくチャデスって呼ぶ癖が抜けなかった

通称「緑の悪魔」と呼ばれるこいつが収録された。
シティリーグを12/8日に設定しており、環境がどう変わるか分からない状態で、前日のシェア率を参考に、シティリーグは【サーナイト】を使用した。結果はベスト8。環境トップなだけのことはあり、雑に扱っても強いデッキだったが、「ワザマシン エヴォリューション」が打てなかったときの盤面形成の遅さが気になっていた。「スボミー」で相手の動きを阻害できると言っても、同じ2進化の【ドラパルト】は「ワタル」があり、「ワザマシン エヴォリューション」を打てないときの盤面形成速度にかなり差を感じ、不安が残る結果となった。

〜約1週間前〜

この週は調整メンバーのシティリーグがあり、調整メンバーは【レジドラゴ】を使用した。
環境トップである【サーナイト】、【ドラパルト】に対して、グッズロックさえケア出来れば有利に立ち回れるという想定で使用し、最後はキュレムがサイドに落ちてサーナイトに負けてベスト8で終わってしまった。

この段階でかなり【レジドラゴ】に魅力を感じており、CLも【レジドラゴ】で行くことになるかなと感じていた中、思わぬ事態が起こった。
練習中に【レジドラゴ】が【サーナイト】に勝てなくなってきた。

調整グループのLINE

デッキがなくなった瞬間である。実際、【レジドラゴ】が1手でもミスをすると【サーナイト】側が勝つくらいの試合内容が多く、対戦回数の多いCLでミスなく回しきれるだけの集中力とスタミナもそうだが、そもそもミスしないだけの練習量が1週間では取れないと判断した。

そんな中、一人の調整メンバーからこんな画像とメッセージが届いた。

「これ結構強かったっすよ」
初期リスト

【ルギア】である。「ゼイユ」が3枚入っており、先攻からでも「アーケオス」を落としに行くことができる形になっていた。また、変わっている点として、「からておうの稽古」が入っている。

この頃からすでに2進化デッキや後手からサイドを取るデッキを筆頭に後攻を選ぶデッキが増えてきており、今までにない程先攻が取れるCLになるだろうと予想していた。ならば先攻最強デッキの【ルギア】を使えばいいのではないか?
そう思い、【ルギア】の調整を始めた。

〜3日前〜

浅はかだった。当たり前だが先攻を取れると言う前提でも、毎試合「アーケオス」をしっかり落として準備できる訳ではなく、後攻のグッズロックでかぜよみしないといけないターンが出てくること、そもそも2匹落としたら「ワザマシン エヴォリューション」から進化され、速度が間に合わないこと、環境トップの2進化2つは終盤サイドをまとめてとるため、「ナンジャモ」を打たれながら倒せないアタッカーでダメカンを調整されるとビタ止まりするなど、問題点が多く残った。また、【ドラパルト】に関しては「シンオウ神殿」が入っている構築が多く、終盤に簡単に逆転される試合が多かった。

相手に選択権があり、有利な選択をされるため
最終的に勝てない試合が多かった。

ここから調整メンバー内でも様々な議論が行われた。
【サーナイト】を握る者、【ルギア】と心中するもの、迷走しすぎてよく分からない発言をするもの。

頭がおかしくなりすぎて秒で破綻する男、今津
なおこの間、約1時間、、、。

結果的に2日前までデッキがなく、私自身はある程度経験値があり、ミラーもそこまで苦手意識がなかったため、少なくとも、1日目は【サーナイト】を使う予定だった。

そして、【サーナイト】のVS【ブリジュラス】を練習している中で、「先攻1ターン目のジャミングタワーきついんだよなぁ」と思うシーンが多くありました。
【ブリジュラス】自体、先攻1ターン目に「ジャミングタワー」を高い確率で貼れるデッキでは無いため、このプランはそこまで意識していなかった。

ここで、ある考えが頭をよぎった。

コンセプト誕生の瞬間

そして調整メンバーにこう伝えた。


「先攻1ターン目にジャミングタワーを貼れるデッキ強くない?」


〜前日〜

そんなこんなでなんとか出来上がったデッキ。

前日の状態

「ジャミングタワー」の感触はかなり良く、「ワザマシン エヴォリューション」を止められるだけでなく「森の封印石」も止められるため【ドラパルト】側が「シンオウ神殿」を確定で持ってくることが出来なくなり、押し切れる試合が増えた。
また、速攻系の「勇気のおまもり」や、母数は少ないが、「マキシマムベルト」型の【ブリジュラス】に対しても強く、プランを組みやすい点から「ジャミングタワー」を採用することは決まった。

しかし、まだ問題点があった。

問題点1

ベンチ枠がとにかくない。

1ターン目から回すデッキのため、ベンチ枠が無く、次のアタッカーや「キチキギス」をベンチに置く余裕が無い。

問題点2

ダブルターボエネルギーを貼りづらい

【ルギア】において「ダブルターボエネルギー」は1枠で2個のエネルギーを捻出してくれるカードだが、現環境において-20がかなり影響を及ぼしており、迂闊に貼れないシーンが増えていた。

問題点3

相手のナンジャモの後に、ナンジャモや博士の研究
を引いても勝ちにならず、次のターンには負けている

「ナンジャモ」は確かに強いサポートカードで、引きすぎたエネルギーを山札に戻す役割もあるカードだが、「ジャミングタワー」で相手の動きを実質1ターン遅らせてサイドの逃げ切りを狙うこのデッキは最後に「ボスの指令」を打てないといけないシーンが多く、環境的にも「ナンジャモ」を打ってくるデッキが多いため相手の「ナンジャモ」を信用して、「ナンジャモ」を打たれたあとに価値につながるカードの枚数を増やすことにした。

〜完成〜

最終リスト
最初に乗せたものと同じ

そして、完成したのがこのリストで、圧倒的パワーを押し付けるデッキになっていた。

結果的に構築に不満はなく、アベレージも高かったため良かったと思う。

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