JリーグのA契約枠外対象とホームグロウン制度について
初回投稿からめちゃくちゃ固い内容な気がする表題ですよね。
今回は私が見ていたTLにて論議されていたJリーグにおけるA契約枠について書きたいと思います。
まず、A契約枠とは…
高校または大学卒業後にプロ契約をするとC契約となります。
そこから、公式戦にて450分出場するとA契約になります。
ざっくりしたものですがこれがA契約です。お給料が増える契約です。
そのA契約を結べるのは1チーム25人までなのですが…
ここからが本題です。
下部組織(12歳〜18歳までの期間でJクラブが設けている育成チーム)
例えますと、
ヴィッセル神戸U-15
ヴィッセル神戸U-18
この組織に3年間所属しておりヴィッセル神戸(トップチーム)に入団する選手はその25人には含まれないのです。
なので、25人3年間下部組織に所属した選手がトップチームに居たらA契約枠対象者が0人!!!
それだけ育成に対する意識を変えてくれという日本サッカー界のお偉い方からのメッセージなのでしょうね。
そして、2019年には更なる若い選手を育ててもらいたいということで新たな制度ができました。
それが、ホームグロウン制度!
これは満12歳〜満21歳までの間で同じクラブに3年間所属すると対象になる制度です。
つまり、先程書いたA契約枠外の下部組織出身者は自然とホームグロウン制度対象になります🎊
じゃあなんでこんな制度ができたのか?
それは高校卒業からプロに入った選手も大切に育てて欲しいということです。
高校卒業後から3年間(満19歳〜満21歳)同じクラブに所属していたらホームグロウン制度対象になります。
けど、中々試合に出られないから出れるチームにレンタルしたい…でもホームグロウン制度が…
となると思うのですが大丈夫です。
ホームグロウン制度は例えレンタル移籍をしてもそのチームが保有していたらレンタル元の育成期間となるのです。
ヴィッセル神戸で言いますと、
増山朝陽選手(現在はアビスパ福岡にレンタル中)なのですが、
2015年にヴィッセル神戸入団
2017年に横浜FCにレンタル移籍しておりました。
ということは、先程の条件を当てはまると
満19歳〜満20歳 ヴィッセル神戸
満21歳 横浜FC(ヴィッセル神戸保有)
となりますので、ヴィッセル神戸に所属する限りはホームグロウン対象選手です。
こちらの対象枠は年々増えていき
2021年シーズンは3名保有(J1では)
2022年、2023年シーズンは4名保有(同上)
となっております。
こちらはもし保有していないと罰則があるので少し注意しておく制度となります。
というわけでざっくりとした説明となりましたがこれがA契約枠外とホームグロウン制度の内容となります。
どちらの制度も若い選手をどんどん育てて日本を代表する選手を輩出し、ワールドカップ優勝へ向けての土台を作ろうということなのかもしれないですね。
それではこの辺りで…