ポンコツの知るカフェライフ
今月で3年4ヶ月も在籍した知るカフェを卒業するので、これを機に振り返ろうと思います。このnoteを読んで、知るカフェスタッフの方もそうでない方も何かしらの学びになったら幸いです。
感想をくれたら泣いて喜びます笑笑
なんで知るカフェに入ったのか?
僕が知るカフェに入社したきっかけは、その当初所属していたAIESECの同期のNさんから「学生だけで運営しているカフェがあるから行ってみない?」と誘われたことが最初だった気がします。
その当初、僕は蕎麦屋のアルバイトで挫折してバイトをしていませんでした。少し蕎麦屋での挫折経験を説明させてください。
高校生の終わり頃から始めたのが、四条駅近くの蕎麦屋のオープニングスタッフでした。高校生の頃に、部活のキャプテンや学園祭の統括をしていた僕は「根拠のない自信」を持っており、「バイトなんて余裕だ」と天狗になってました。しかし、いざバイトの研修がスタートすると、オープニングスタッフとして入った大学生10人ほどの中でダントツで物覚えが悪く、ミスを連発して人生で経験したことがないほどに怒られる毎日でした。高校卒業当初はやることが本当になかったので毎日シフトに入り、毎日のように怒られてました。怒られている内容は初歩中の初歩で、「なんで、お客さんが頼んだ商品を覚えて届けれないんだ!」「レジを打ち間違えたのに、なんで隠すんだ」「こんな盛り付けで食べたいと思うのか!」など全部僕が悪いことで怒られていたので、徐々に「根拠のない自信」がなくなって行きました。3ヶ月でやめたのですが、最後の方はもう皿洗いしかさせてもらえず毎日泣きながら皿洗いをして、帰っていました。そんな僕を両親はみて、向いてないことを察し、「バイトを辞めなさい」と言われてしまい、蕎麦屋のバイトを辞めることになりました。
長々と話してしまったのですが、僕は「ポンコツ」だったということです。この当初「人間失格」という烙印を押されたような気がしたのを今でも少し覚えています。そんな僕が、知るカフェという組織に出会ってどんな経験をしてきたのか振り返っていこう思います。
あ、知るカフェに入った理由を書いてなかったのですが、端的にいうとNさんに誘われて「学生だけだったらそんなに怒られる心配ないはず!」という消極的な理由で知るカフェに応募しました。ちなみに、知るカフェに初めて入店したその日に勢いで応募フォームを書きました。
店長代理時代
その後、ESが合格し、社員のSさんの面接を突破し無事に知るカフェに入社することができました。
知るカフェ合格してから、何をすることもなくボーと所属しているとある日のクローズ間際で、次期店長のOさんから「店長代理しない?」との誘いをもらった。小さい頃からリーダーをすることが多く役職を好きだったので、即答で「やります」と答えたのを覚えています。そこからはひたすら目標数値を追うための営業を毎日行っていました。企業イベントの誘致を朝から晩まで暇あればしていました。そこまで頑張れたのは「日本一を取りたい」というシンプルな願望だけで頑張ってました。
(ちなみに、コロナで休業になり、休業が明けるまでにインフルエンサーに僕がなっとけばもっと来店が増えるのではないかと考えて、この時からフォロワーを増やし出しました。あと、インスタで集客を全国で初めてやり始めたのもこの時です。)
立命館のBKC店と同率で全国一位を達成しました。店舗全員で日本一を取ったことはもちろん嬉しかったのですが、それ以上に嬉しいことがありました。
それは、「お客さんの人生の選択のきっかけを作っていたこと」です。
知るカフェのミッションは「世界中の学生の選択肢を広げること」です。ただ、店長代理の当初は正直理解はしていたのですが、共感まではできていませんでした。僕が、ひたすらにイベントの誘致をしている中で連絡きたのは少数ですが「あなたのおかげでこの会社に入れました」「あなたのおかげでこんな選択肢があるんだと気づけました」「人生の選択が広がりました」と言われることがありました。この時に、僕は初めて「やりがい」を感じました。
そこから僕は、「もっと多くの人に学生の選択肢が広がる瞬間を作りたい」と考え、店長に立候補し、日本一の店舗の次期店長を任されることになりました。
店長時代
店長になったのですが、僕の店長スタートの状態は正直最悪でした。
僕は店長をすることは決まっていたのですが、その前に店長期の直前まで武者修行というプログラムに参加することが決まっており、就任直前まで店舗に行くことができず、「なんでお前やねん」状態で店長をスタートしました。
僕が掲げた店舗コンセプトは「GIVER」です。(ちなみに、これは僕の人生のコンセプトにもなりました。)
店舗スタッフ、お客様、運営会社、クライアントの全ての人に対して「GIVER」である店舗を目指そうというメッセージを込めて決めました。特に、店長時代店舗内でのGIVEにとどまらず、全店舗への波及を心がけていました。店長が達成しなくてはいけない数字は、「全店目標数字」だと本気で思っていたので、自店舗で成功した事例や全店舗での取り組みを盛んに行ってました。研修制度や店長会議の設定など店舗内の業務ではなくどちらかというと各店舗との連携を重視ながら店舗運営をしていました。その結果何が起こったかというと、店舗内で「孤独」になりました。前を向いて突っ走っていると、後ろには誰をついてきてませんでした。店長代理のSさんに店舗を完全に任せっきりにしてしまった結果でした。「何を考えているのかわからない」と言われアンドロイドだと評されるほどでした。
結果は出ているのに…全店的には価値があるのに…と本気で悩みました。この時に、同期の店長メンバーがいたから本当に救われました。
(当初の自分を今振り返ると僕がマジでよくなかったと思います。)
そこで僕が行った行動が「僕は孤独ですスライド」です。店舗MTGでスライド4枚にも渡って「僕は孤独です。助けてほしい」とプレゼンしました。
そこからは、店舗全体でどうやったら「学生の選択肢を広げられるのか」に重点をおき店長を続けました。結果は日本一は取れなかったですが、各店長たちと切磋琢磨しながら成長でき、店舗でも「GIVER」の精神が根付いたので僕的には良かったのかなと思っています。そして、次の店長のTくんに引き継ぎました。
本社インターン時代
店長が終わると同時ぐらいにBiZCAFEの立ち上げの機会をもらいました。
昔から、先輩方から立ち上げは面白いと噂だったので念願の立ち上げで嬉しかったです。このBiCAFEは今までの知るカフェとは少しテイストが違い、マニュアルを一から作るところから始めました。ただ、立ち上げメンバーが最強すぎて、「僕いらないんちゃうか」と思うぐらいスムーズに進み、無事にBiZCAFEはオープンし初日から長蛇の行列で700名ほどが1日に来店するまでになりました。
知るカフェは面白いことに次から次へと面白いキャリアが降ってきます。次にやったのは、営業社員さんとともに営業をするインターンでした。最初は電話営業で1日100件以上電話して同じインターンだったMさんやSくんと競い合ったのも思い出です。そのインターンで営業社員のIさんと出会い、社会人スタンダードを学ぶことができました。営業インターンをしていると次に、営業戦略や継続営業のチームへの誘いをもらいました。
ここからはMCTでの話を少し深ぼっていきます。
MCT時代
MCTとは、Meetup Consulting Teamの略称で、知るカフェの主事業であるMeeutpを企業にコンサルをする仕事です。
ただ、最初は資料作成が主で面白いと感じることが少なかったです。その中でも、「自分がいる価値な何なのか」を模索して、自分ができる知るカフェの行動規範の「influence」「New Era」を意識して働きました。その結果企業に、人事コンサルをする事業が生まれました。今の知るカフェの大事な価値になっているそうです。
MCTでは、KさんやSくん、Hさんといった最高のメンバーに囲まれ個人的に過去最高のチームワークだったのではないかと思います。それができたのも、店長の時の失敗の経験があったからだと今は思います。店長時代の時に掲げたコンセプトである「GIVER」そのものでした。
最後の最後に形に残るものとしてMCTを作り上げることができて良かったです。営業社員さん、MCTのみんな有難うございました。そしてこれから入ってきてくれたNくん、Hさん、Sさん頑張ってください!
2月27日の最終シフトを持ってスタッフは引退し、2月28日を持ってMCTを引退しました。
知るカフェで学んだこと
色んな経験をありがたいことにさせてもらって、沢山学びもありました。その中でも僕に重要だった学びを3つに絞って話していこうと思います。
活躍できる環境が誰にでもあること
僕は、冒頭で述べたように蕎麦屋のバイトでは大挫折を経験し、「人間失格」「ポンコツ」だと自分で思うほどに自信を失いました。でも、そんな僕が知るカフェに入ってからは、ありがたいことに沢山のチャンスの機会を掴むことができ、「自信」を持つことができました。
誰しもが、活躍できる環境があると僕は思います。それを見つけるには沢山選択肢を知る必要があると思うんです。沢山経験する必要があると思うんです。
もし僕と同じ境遇で「自分向いてないな〜」と思うことがあったらその事実は受け止めて、違うことにチャレンジしてみてください!もしかしたら、自分では想像できないほどにマッチする環境があるかもしれません!
また、僕は蕎麦屋の経験はあって良かったとも思っています。自分が「マニュアル作業が苦手」「同時に違うことができない」と気付けたことで、自分を客観視することができ、自分にとって最適な選択は何なのか考えることができるようになったと思います。どんな挫折経験も失敗経験も利用しちゃえば、プラスに考えられます。全部Connecting The Dotsです。
↓僕が大好きなスティーブ・ジョブズの「Connecting The Dots」を伝える動画です。
知るカフェの行動規範
僕は、知るカフェでの学びが何か考える中で、絶対に捨てれないなと思ったのが知るカフェの5つの行動規範です。入社後すぐの研修で伝えられて、何かと5つの行動規範を意識することが多かったです。
知るカフェ以外の組織でも5つの行動規範はかなり効果的で、どんな時も大事にしています。特に僕にとってSide by sideがずっと課題で、いまだに苦戦中です。社会人になっても続けて意識していきたいと思います。
戦友と呼べる仲間との活動は最高に楽しい
知るカフェでは、辛い時も苦しい時も自店舗の後輩同期先輩や他店の仲間がいつも助けてくれて、切磋琢磨してきました。
彼ら彼女らと出会えただけでも、最高なのに同じ目標に向かって走った時はもっと最高に楽しくいい景色がそこには広がっていました。
一生懸命やっている時に助け合った戦友のみんなにはほんまに感謝でいっぱいやし、これからもよろしくお願いします。
知るカフェという組織は辞めても、コミュニティは続く特性があります。それが僕の知るカフェの好きなところです。
他にも沢山学んだことがいっぱいあるのですが書ききれないので、また飲みながらでも話しましょ!
次のキャリアについて
僕は4月からフォースタートアップス株式会社に入社します。
知るカフェで学生の選択肢に寄り添ってきた中で、自分らしい選択をしている人が少ないのではないかと感じることがありました。
「スタートアップで働く」や「起業する」や「世界一周」などもっと色んな選択を持ってキャリアを考えられる人が増えたらいいなって思うようになりました。
僕はいずれ、韓ドラ「スタートアップ」に出てきた「sandbox」みたいな空間を日本で作ります。そして、「挑戦者が増え続け、挑戦者が最大限可能性を発揮できる社会」に貢献します。そして、人類の選択肢の幅を広げます!
そのためのファーストキャリアとして、スタートアップ支援を選びました。フォースタートアップスの社員さんは、みんな自分の人生を自分で描いているかっこいい人たちで、「僕はここで働きたい」と直感で確信しました。
これからの僕の歩みを見守っていただけると幸いです。また、興味ある人は連絡ください!(ちょっと宣伝)
最後に
これまで長い間読んでいただき有難うございました。
気がついたら5000文字も書いてました笑
感想くれたら泣いて喜びます😭
もし知るカフェ興味ある人とかいたらいつでも話すので、連絡ください。あと、今まで話したことない人でも「話したい」と言ってくれたら全然話すので話しましょ!
今の僕がいるのは知るカフェで出会った先輩方同期後輩、柿本社長含め社員さんの皆様のおかげです。本当に有難うございました。
大好きです🔥
以上でnote終わります!ここまで長い間読んでいただき有難うございました。