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【海外駐在】アメリカの武道はエンターテイメントというお話

私はアメリカに来て空手を再開していますが、日本とはかなり違う点を多く感じています。

Youtubeを見たり話しを聞く限り、アジア圏では武道に対する感覚は日本に近いようですが、アメリカはエンターテイメントというか、楽しむ!という要素が強いです。


どんどんチャレンジ

日本だと「石の上にも三年」など長年なにかを継続していることが重要視
されますが、アメリカは違います。
*もちろん長年のキャリアも重視されます

自分の得意なこと、才能を見つける・伸ばすという面が重要視されるので
違うことにもどんどんチャレンジする傾向があります。これは新しい生徒
さんが入ってきてくれることにもなるので指導者としては嬉しい反面、継続
してもらうために様々な工夫が必要になります。

高い自己肯定感と打たれ弱さ・飽きやすさ

アメリカは自己肯定感の高い人が多いです。チャレンジすることに対して周囲の応援が多いためだと思います(足を引っ張る人もいるらしいですが、今回はおいておきます)。

例えば、ある技が出来た時に以下のような感じになります。

日本人:できたけど、細かい部分も直さないと、、
アメリカ人:できた、次の技やろう!

アメリカでは正直、う~んというレベルでも、まず褒めてから修正点を1つ伝えます。一度にいくつも伝えても覚えられないですし、モチベーションが下がるからです。

特に子供は lil dragon(小さな竜)と言われるぐらいで、モチベーションの変動が激しいのでケアが必要です。

強い目的意識がある方は厳しく教えてくれと志願することもありますが、主に楽しく続けることに重きが置かれています。

私見ですが、褒めると伸びる・自ら積極的に練習する一方で少し注意が重なったり基本的な動作の繰り返しになると落ち込んでしまったり、明らかに集中力がなくなる人が多いです。

試合は格闘技イベント?

道場での試合を見たことある方はご存じかもしれませんが、日本ですとピリッとした緊張感だったり、応援するにせよ掛け声というか統制のとれた応援が多いです。
アメリカの場合、ちょっとした格闘技イベントのように盛り上がります。
口笛?指笛?する方も少しですがいます。

「ジョー、ぶちのめせ!」「もっとガンガン行け」「顔面!ボディィ!!」
*意訳です。少なくともFワードなどはだれも使いません。運動会のような
雰囲気です。

よくもわるくもスポーツの一種になっており、子供向けの大会では全員が
参加賞をもらえることもあります。

まとめ

個人的にはピリッとした日本的武道の雰囲気や伝統も好きですが、アメリカのエンターテイメント的な部分もあるとより長く・広く楽しんでもらえるのではと感じています。











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