COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンの接種について
新型コロナワクチンの接種率が上がる中、インフルエンザワクチンを接種しても人体への影響はないのでしょうか。
これからコロナワクチンを接種する人は、インフルエンザワクチンと接種の間隔などをどう考えればいいのでしょうか。
新型コロナと季節性インフルエンザの両ワクチンを同時期に接種した場合による生体への安全性については今のところ、医学的エビデンスが十分得られていません。そのため、厚生労働省は、新型コロナワクチンの接種と季節性インフルエンザウイルスのワクチンの接種は2週間以上開ける必要性を示しています。今後、海外での臨床研究などの医学的エビデンスにより、両ワクチン接種の間隔期間は変更される可能性があるでしょう。
欧米では、新型コロナワクチンと季節性インフルエンザウイルスのワクチンと同時接種が行われていますが、健康上での問題はほとんど報告されていません。すでに米国のノババックス社は、新型コロナワクチンと季節性インフルエンザウイルスのワクチンの混合ワクチンの効果と安全性を確認するため、被験者640人を対象とした臨床試験を開始しているほか、モデルナ社も、同混合ワクチンの効果と安全性を確認するための臨床試験が検討されています。
Published by Kyoto@takumaH