日本における6か月以上4歳までの乳幼児に対するCOVID-19ワクチン接種の普及におけるJAMA Pediatricsのレポートの重要性
Dr. Weeらは、研究結果は、一次mRNAワクチンシリーズの完了により、1歳から4歳の小児のSARS-CoV-2感染に対する防御が得られたことを示唆しているとJAMA Pediatricsに報告しました。さらに、Dr. Weeらは. 感染症や潜在的な後遺症の予防においてワクチン接種には潜在的な利点があると報告しています。
日本では、2023年9月20日から、生後6か月以上のすべての方に対して、 omicron type SARS-CoV-2 XBB.1.5 variantに対応したmRNA based COVID-19の1価ワクチン(Pfizer/BionTech)の接種が始まりました。日本の厚生労働省の担当者は、このXBB.1.5 variantに対応したワクチンを接種された全ての年齢の方において、主な副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、寒気、発熱等が認められると報告しています。そして、XBB.1.5 variantに対応したワクチンを接種された6ヶ月から4歳までの幼児において、さらに関節痛(約5%)が認められている。日本において、4歳までのCOVID-19の中等症・重症患者の総数は、約20歳未満でのCOVID-19の中等症・重症患者の総数の約58%である。4歳までのCOVID-19の中等症・重症患者の多くの症例で、急性脳症や肺炎、けいれんが認められた。しかし、日本において、mRNA based COVID-19ワクチンを接種された6ヶ月から4歳までの幼児の数は、6ヶ月から4歳までの幼児の総人口の約4%である。そのため、日本では、6ヶ月から4歳までの乳児へのXBB.1.5 variantに対応したワクチン接種が推奨されている。Dr. Weeらによる臨床試験の結果の報告は、日本における6ヶ月から4歳までの乳児へのXBB.1.5 variantに対応したワクチンを接種の普及に貢献すると思われる。
We do not have potential conflicts of interest.
Doctor specializing in emerging infectious diseases Doctor specializing in cancer genome medicine
NHO Kyoto Medical Center/Cancer Genome Medicine Kyoto University
Publishe in JAMA Pediatrics on October 17, 2023. by 京都@takumaH
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