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2024年上期振り返りと下期に向けて

スリーシェイクの吉田です。
今回は、以前スリーシェイクの社員総会で全社に向けて発表した上期の振り返りの内容を中心に、経営進捗や各事業の状況、また後半戦に向けた経営戦略について書きます。

経営進捗の振り返り

スリーシェイクを運営していて、毎年前半戦はあまりいいニュースがないんですね。
そういう意味では例年通り、上半期は苦労が多いフェーズでした。(それはまた別の機会にお話したいと思います)

一方で下半期に入った今、各事業での試行錯誤が芽吹いてきました。

Sreake事業はこれまでリファラルでの拡大を中心としていましたが、スリーシェイクを知らない方々に真正面からSREやCloud Nativeの価値を伝え、持続的な成長、Go to Marketに一歩踏み出すためのセールスチームが立ち上がりました。足元では大型のプロジェクトも幾つか受注でき、新たに始めたAI・生成AI・MLOpsオファリングサービスもお客様から好評です。

SaaS事業(Reckoner/Securify)は、安定したKPI達成が続きました。昨年と異なり、マーケから広報、セールス、CS、エンジニアとチーム全体の一体感がでてきたのかなという印象です。また今年は新卒メンバーが2名JOINし、入社して間もない段階ですがメキメキ頭角を表しています。

人材事業(Relance)はMVVを策定して、権限委譲を進めた結果、3年で150名以上のフリーランスエンジニアを支援するサービスまでに拡大しました。いよいよRelanceは収益フェーズに入ろうとしています。

また組織という意味では、採用は既に年次目標を達成してしまい、とても順調です(例年大変なのですが)。DevRelも注力して、コミュニティへの貢献もしながら弊社の魅力も少しずつ伝搬している実感がでてきました。

まだまだこれからという状況ですが、メンバーのひたむきな努力とお客様に支えられて、後半戦はかなり良いニュースが増えてくるのかなと楽しみです。本当にありがとうございます。

スリーシェイクが目指すゴールの話

改めてスリーシェイクの目指している姿の話をすると、インフラをシンプルにしてイノベーションが起こりやすい世界を作っていきたい、労苦〈Toil〉をテックでなくしていきたいよね、というのが我々のゴールです。

企業のエンジアリングに対して、あまり生産性のないこと・意味のないこと、要するに勿体ないことを人で解決したり、SaaSで解決したり、人を紹介することで解決する。いろんなパターンで社会を支えていくぞ、と。

Sreakeで言えば、SREだけでなく、あらゆる企業がCloud Native技術やSRE、生成AIなどの最新テクノロジーや手法をぶんぶん使いこなせるようになって、生産性のないエンジニアリングやレガシーな手法がなくなっていく未来を目指す。

Reckonerで言えば、便利なSaaSが増えすぎて逆に業務が複雑化している状況を打破する、システムやデータのサイロ化をなくして、本当の意味でSaaSの恩恵を受けられれば、カスタマイズするエンジニアはもう不要なはずです。

Securifyは、あらゆる企業が気軽に手に取れる、セキュリティリスクに向き合える、そして安心して企業が事業を運営できる、そういうプロダクトを提供し続けることで、形骸化しがちなセキュリティ対策を意味あるものにしていく。

Relanceは、フリーランスエンジニアが一生活躍できる、もっと企業の中核を担う存在になっていく、徹底的に寄り添ったサービスとプロダクトを出していく。

このような4つの想いを通じて、我々は世界中のITエンジニアリングに対して挑戦をしていく集団でありたいと思っています。

2024年後半戦の話

さて、後半戦の舵取りですが、期初とあまり変わりはありません。
3つのことをやりきりたいと思います。

まず1つが「作り切る」。
全事業で我々がやりたいことに対してのサービスの品質やプロダクトのクオリティはまだまだで、どんなに良くても70%ぐらいだと感じています。そのため、そこをもっとやり切っていきたいなと思っています。

2つめは、「利益を出す」。
去年までは、「全社でまず売上の最大化を目指すぞ」と言ってきたんですが、やはり利益を出していかないと新しい挑戦が徐々にできなくなっていくので、2024年ぐらいからはKPI・KGIを意識してしっかり利益を出して、次に繋げていくことをやろうとしてます。

最後に、「組織力」。
既に個々のパワーはスリーシェイクのメンバーは超つよつよです。手前味噌ですが、素晴らしいメンバー達に囲まれて幸せだなと。
しかし、これを掛け算してすごいチームを作っていきたい。さらにより大きい課題や目標を組織で解決できる実績をつくっていきたい。
見える範囲で個々が解決するのではなく、見えない範囲まで手を広げて、チームで、組織で乗り越えていきたい。

2025年からは次のフェーズにがらっと変わるので、今を噛み締めながら引き続き一歩ずつ登っていければと思います。

おわりに(いつもの)

スリーシェイクのこれからにご興味をお持ちいただいた方、想いに共感してくださった方がいましたら、私やスリーシェイクのメンバーにお気軽にお声がけください!