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【ROLEXに行き着いた理由】人生で満足いく1本の時計を求めた試行錯誤を綴る(前編)

スマートウォッチではない所謂、高級腕時計が欲しくなった。

理由はわからない。衝動的にも感じるがまずはどうして腕時計が欲しいのか改めて考えてみた。

昨今ではスマホで時間は確認できるし、Apple Watchに始まるスマートウォッチも一般化しそもそも腕時計をつける理由はあるのか?から掘り下げる必要がありそうだ。腕時計をつける理由は以下があると考える。

  1. ステータス

  2. マナー

  3. ファッション

ステータスはわかりやすいだろう。むしろこれがほとんどの人の購入理由であるとさえ確信している。だからこそ逆から考えると、「高級時計は出来る限り高級時計だとわかる見た目が重要」というメーカー目線を読み解く必要がある。デイトナなぞ最たる例で1目見てROLEXだとわかる。

一般目線では高級時計=お金持ちという方程式が成り立つからだ。

10m先から見てもわかるROLEXデイトナ

次にマナーだ。業界や業種にもよるが、社会人になれば腕時計の着用をマナーと捉える向きもある。特によく人と会う職種であれば、腕時計を身に着けておいた方が良いだろう。なぜなら、取引先や顧客の前で時間を確認する際、わざわざスマートフォンを探して確認したり、壁掛け時計を確認したりするのは失礼にあたるケースもあるからだ。

最後はファッションのアクセントとして。特に男性の場合、身に着けられる装飾品の数は極めて少ない。ネックレスや過度な指輪などはチャラいイメージもある中で、腕時計と言うのは「時間を確認すること」が第一の目的になる為おしゃれ目的で着けていませんよと、とぼけられるのがメリットだ。

腕から除く腕時計が美しい

自分自身、これらの理由を考えた上でどうして欲しいのかと自分に問うと、ステータスなのかもしれない

こんな事はリアルでは言えないが、やっぱり裕福に暮らしていると思われたいらしい。実際別に貧乏でもなくごく一般レベルの生活をしているし、誰に裕福に思われたいという対象もいない。なのにステータスを腕時計に求めるのだ。

大きな車に乗ると人が変わった様に強気になるのは見聞きしたことあると思うが、私はある一定のその効果を腕時計に期待しているのかもしれない。つまり、高級腕時計を付けている自分は優れている、と勘違いしたいのかもしれない。

一種のお守りと同じで自分の自身の無さを腕時計に補完してもらいたいのだろうか。そんなに自分自身に自信がそもそもなかったのだろうか?

もっと言うと高級時計を付けた自分は優れていると思われていない事に気づけていないだけなのか?全身シュプリームやルイヴィトンで着飾った人がかっこよく見えないのと同じで、ボロアパートの前にスポーツカーが止めてあるのと同じで、むしろダサくみえる可能性ですらある。今の若い子からしたら、「腕時計なんでつけんの?ださみ。」レベルのモノかもしれない。

全身ルイヴィトンで着飾ってもかっこよくはない

そこまで俯瞰的思考が出来ているのになぜ私は腕時計が欲しいのか。なぜ誰にも認められない無駄に高い腕時計が欲しいのか。むしろ購入した暁には妻や周りの人に引かれる自分自身の姿は想像に容易い。

こんなそんなでさらに思考を約2週間繰り返してたどり着いた高級時計を購入したい理由は、

自分に自信がないからそれを補完したいのだ。


結局だ。結局、誰にどう思われようとも、どうも思われなくても、自分自身がそれを身に着ける事で何か前向きな力を得たいと感じているのだ。ただそれが洋服でもなく、靴でもなく、教養でも知識でも経験でもなく、腕時計に求めるのだ。

その理由は、他のモノと比較して腕時計は1度購入すればすり減ったりもしない持続性と、ぱっと見でわかるわかりやすさであろう。

ここからROLEXに行き着くのは早かった。時計には手の届かぬ雲上と呼ばれるブランドから手に取りやすいブランドまで幅広くあるが、分かりやすく高級だと感じさせてくれるのはROLEXであろう。パテックフィリップもオーデマピゲなど段違いに格式も値段も遥かに上のブランドも数多く存在するのだが、私の生きている生活範囲内ではROLEXの方が上なのだ。これはトリックとかそういう類ではなく事実なのだ。身の丈にあった範囲内での購入時計、それがROLEXなのである。

ROLEXはちょうど真ん中あたり

中編ではROLEXの数あるシリーズの中でどのシリーズを私は購入すべきか検討していきたい。

中編はこちらから。

デイトジャスト


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