今更だけどやっと読みました。(毎日更新124日目)
三ヶ月前に出た本なのに読まないままずっとライブラリに入ったままでしたが、やっと読みました。
もう情報も古くなってるかもだし、すぐに読まないとあまりメリットのない本かもしれませんが。
ぼくみたいに流行に乗り遅れてしまっているけど、少し気になっている方はもしよかったら読んでみてください。
KindleUnlimitedなら読み放題です。
今日は本書でクラブハウスについて学びましたので、アウトプットしていきたいと思います。
Clubhouse(クラブハウス)の概要
「音声版のSNS」のようなものです。
音声メディアってVoicyとかあるじゃん、どう違うの?ってところなんですが、クラブハウスは話し手と聞き手で双方向のやりとりができます。
主催者がルームという場所を設けてそこで発信を始めます。
その時にリスナーを指名して今度はその人にしゃべってもらったり、自分で挙手することによって発言することができます。
その他の特徴として
・コメント欄がない
荒らしやアンチの人が参加できないようになっているので、快適空間。
・完全招待制
すでに利用している人の招待を受けなければクラブハウスは始めることができません。
しかもその時に電話番号の提供を求められます。
さらに日本ではまだiPhoneやiPadなどのiOS端末でしか使えません。
アメリカではやっとAndroid対応が始まったようです。
・一人配信だとフィードに乗りにくいのでリスナーが増えない。
SNSなので交流を目的にしていることから、基本的には一人配信ではなく誰かと一緒に配信するという形でないと人が集まりにくいです。
・リアルタイムの配信のみ
過去の配信などは記録として残らないので一回こっきりのものになります。
だから聞きたい有名人の配信とかがあったり、フォローしている人の配信があっても時間を合わせないと聞けません。
感想
本書でイケハヤさんはクラブハウスの魅力を伝えています。
ルームにいる人なら誰でも突然スピーカーとして話せることであったり
コメント欄がないこと、アンチが発言できないことで安心な空間を保てることであったり
ビジネスツールとして使いやすいことであったり
影響力のある人がリスナーとして入ると一気にフォロワーの人が入ってくることなどです。
しかし、そういったことを考えてもやはりネックなのはリアルタイムでしか聞けないということではないかと思いました。
昔のようにラジオしかなかった時代であれば、みんながんばってその時間に間に合うようにいろいろ工夫して時間を作ったと思います。
しかし、現代のようにネットで自分の見たいものが見たいときに見れるように便利になった世の中に慣れきってしまった人だらけの中で、自分の空き時間に聞きたいものが聞けないというのはかなりのデメリットではないかなと思います。
多くの人が時間をもっと効率的に使いたいと願っているのですから、それを無理やり放送時間に合わせて調整し、放送に間に合わなければ話も途中からであまりわからないという状態になってしまうようでは、あまり魅力がないかもしれませんね。
調べたところによると、2021年の2月時点ではクラブハウスのダウンロード数が一気に伸びたようですが、その後急激に落ち込んでしまったようですね。
ぼくは実際にやっていないですし、現在クラブハウスがどのくらい盛り上がっているのかわかりませんが、おそらく多くの人が予想していたような流行にはならなかったのではないでしょうか。
人気がなくなって有名人の配信とかがどんどん減っていったら一般ユーザーも同様に減ってしまいますね。
残った誰だかわからないような人の雑談を聞くような暇な人もあまりいないでしょう。
ただ音声だからながら聞きできるのがいいよねーと思うんですけど、ながら聞きするならラジオでいいんじゃないか?
と思いました。
音声版SNSなんだから本来は交流を楽しむのが一番なんでしょうけど、けっきょくリアルタイムでしかできないので絡むのも難しいし、じゃあ耳だけでもってことになるならラジオでいいじゃん。
ですよね。
そんなわけでクラブハウスを解説した本書を読んでみました。
正直クラブハウスというものに魅力は感じませんでした。
本場のアメリカのように流行ることもないでしょう。
実はアメリカでもそれほど流行ってもいないという話も。
次も新たな音声メディアが出てくると思いますが、アーカイブがあるものになるのではないかと思います。
そんなわけで今日の読書感想文を終わります。
それではこのへんで
またあした。