学ぶ姿勢〜クラファン5日目〜
こんにちは。国際協力NGO CBBで短期インターンをしている北海道教育大学4年の原拓真(はら たくま)です。
インターンが始まって、約1週間が過ぎました。生活や環境にも慣れ始め、日々の授業にも力を注いでいます。
学ぶ意欲
授業を受ける子どもたちを見て思うことがあります。
どの子どもたちも、「積極的」に学ぼうとする姿勢が見えるのです。
私たちの授業に熱心に耳を傾け、ノートを取り、発音してと言えば、大きな声で発音するのです。
授業でわからないところがあれば、
「日本語では、どう発音するの?」
「この単語の発音は?」
と自ら質問しに来たりもします。
英語を学んでいる生徒は、自分の発音が正しいかどうかを確認しにきたりもします。
本当に学び対して熱心です。
そんな学びに一生懸命な子どもたちに教える私たちも、ものすごいやりがいを感じます。
学ぶ機会の貴重さ
前回のノートでも書きましたが、カンボジアでは1970年代後半のポル・ポト政権という独裁政権により、教師や医者、資本家など、政府に対して発言力を持つ恐れがあるような人々は次々と虐殺されました。そんな人々が収容されたのが「S21(トゥールスレン)」で、処刑場所が「キリングフィールド」です。
この政権により、カンボジアの教育システムは崩壊しました。教員や教科書が極端に不足し、危機に陥りました。独裁政権崩壊後、教育システムの復興が現在も続けられています。
しかしながら、現在でも教室や教師の数が不足しており、午前/午後の二部制授業の実施を強いられているようです。また、不十分な学習時間を補うため、放課後に民間の学習塾に通ったり、同じ学校の先生が有料で学習指導をしているケースも見られるそうです。(カンボジア王国 - Ministry of Foreign Affairs of Japan)
このように現在でも勉強できる環境が十分に整っていない。
勉強できることが「当たり前ではない」現実がカンボジアにあるのです。
だからこそ、子どもたちは、学べる機会を最大限に利用するのだと思います。
日本にいると、ほとんどの場合、教育を受けることができます。だから、教育を受けられることが当たり前というふうに思い、その貴重さになかなか気づきにくいかもしれません。
日本はとても恵まれた環境である反面、教育を受ける側は、どこか受け身になっている気がします。
共育
私たちは、日々授業を行い、子どもたちに日本語と英語を教える立場にありますが、それと同時に彼らから学ばされることが本当に多いです。
先ほど書いた、学ぶ姿勢はもちろんのこと、協力し合って勉強する姿や学びを楽しむ姿。
教えてるようで、教えられてるなぁと日々感じます。
そんな彼らを応援したい。
クラウドファンディング開始5日目
9月2日からCBBが始めたクラウドファンディングは、たくさんの方々のご協力・ご支援のおかげで、開始5日目にして47% 528,000円となっております!本当にありがとうございます!
プロジェクトが成功すれば、家庭事情で学校を退学してしまった子どもたちの復学支援が可能となります。
プロジェクト成功のために、これからも皆さんのできる形でのご協力・ご支援をよろしくお願いします!
SNS等で拡散して頂くだけでも、より多くの人にカンボジアの現状・プロジェクトについて知って頂くことができるため、とても大きな支援となります。
支援の輪を広げていきましょう!宜しくお願いします!