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【その4】ナレッジマネジメント

ゴリラの山極寿一先生とシジュウカラの鈴木俊貴先生の対談本を読んだが、まさかここで暗黙知と形式知の話が出るとは思わなかった。
学生時代に自分の研究の核のひとつが野中郁次郎先生の提唱したSECIモデルだった。暗黙知と形式知をベースにした知的創造の軸である。
この概念がとても好きだ。

自分は農山村において鳥獣害対策に取り組む先進事例(島根県美郷町)を研究対象としたが、その成功の循環がSECIモデルに当てはまるものだと解釈していた。

10年前に触れた話題が、場所を変えてまたこうして出会えたことにとても嬉しく思うし、動物言語という生物の根源的な部分にこの話題が出てくることにとても感動している。

生物の世界は同一条件が常ではなく、変化する中でそれぞれが判断を必要とする。
藍もカイコもこれは一緒だから、それを自分らしさに昇華したいと思っている。

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