3Dプリンタで譜面台をカスタマイズしてみた
楽器演奏と写真が趣味なので、譜面台とカメラの三脚が部屋のけっこうなスペースを占有している。
三脚の出番はそう多くない。なので、譜面台と合体させてスペースを減らすことにした。
まず、3Dプリンタを利用して、譜面台の根元から三脚の台座にワンタッチで取りつけられる治具を作成した。
すこぶる良好で安定した取り付け具合。重い譜面を置いても問題ない。そして、カメラ三脚を撮影で必要なときには、譜面台をすぐにはずせる。
さらに、カメラ三脚は様々な高さに対応できるので、正座して三線を弾くときも、座ってクラシックギターを弾くときも、立ってヴァイオリンを弾くときだって、コレ一台で対応できる。
調子に乗って、さらに譜面台をカスタマイズしてみた。
譜面台が金属製なので、紙の譜面を置いたときに譜面の方が傷んでいくのが気になっていた。フェルトを貼ることで譜面が傷むのを減らせるようになった。
次に、アクセサリーを置くための棚を設計・3Dプリントした。譜面台の下側に差し込んで取り付ける。
この棚、自画自賛だがスグレモノだ。挟む部分の上にやや厚みをもたせることで、譜面が勝手にめくれるのを抑えている。それでいて、手でめくる場合にはなめらかな絶妙な曲線をつけている。
3Dプリントに適した形状であり、棚受けの隅が微妙にせり上がっているので、アクセサリーが横から落ちにくい。
さらに、メトロノームを置く台も設計・3Dプリントした。棚と同じように譜面台に差し込む設計とした。メトロノームには片耳イヤフォンを取り付けているので、イヤフォンケーブルを取り付けられるフックがうまい具合に活躍している。
3D CADソフト FUSION 360 を使えば、このような治具を1時間もかからずデザインできる。
ということで、3Dプリンタを使って、譜面台を自分に最適な形にカスタマイズしてみた。
3Dプリンタがあれば、生活や他の趣味がすこぶる快適になる。導入コスト、初期学習コストはやや高いが、挑戦する甲斐はあると思う。
最後に、写真に写っているアイテムを紹介する。
譜面台:マンハセット 譜面台 M48 シンフォニーモデル
カメラ三脚:マンフロット プロ三脚 055 MK055XPRO3-3W
チューナー・メトロノーム:KORG TM-60
3Dプリンター:PRUSA i3 MK3S+
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