🧸【七つの会議】を観賞(リアリティの塊に絶句)
こんにちは田熊です。
今回はAmazonPrimeVideoにて鑑賞しました。
【あらすじ】
東京建電1のぐうたら社員の八角(元エリート社員)が上司のパワハラを境に、会社の不祥事をを暴いていく物語。
【所感】
本作は大手グループの子会社内における不祥事隠蔽にまつわる物語。
主人公八角はいわゆる仕事をせず、権利を主張するタイプ。どこにでもいる窓際おじさん。
皆さんの会社にもいますよね、この手のタイプ。うちの会社にもかなりの人数がいます。あるあるなおじさん像がとても共感でき、入り込みやすくなっている印象を受けた。
八角(係長)は東京建電で営業課に所属、周りが営業ノルマに追われている中、有給休暇を申請するも、課長よりノルマをこなすまで休みの許可は出さないと突き返される。
完全なるパワハラですね。
ここで八角がキレる、とてもキレる。
このような事でキレてしまうタイプではない、のらりくらりな人柄の八角、パワハラで会社へ訴えかける事から事態が急変していく。
課長をパワハラで訴える事に意図があった事が明るみに出たことが、会社の壮大な隠蔽事件解決の第一歩であった、八角を取り巻く人々がその闇に迫っていく。
ここいらで八角かっこいいじゃないかという気持ちになってきている。
解決に向かって歩みを進める中起こってくるのが部署間の対立である。
営業課VS経理課、どこの会社でもある対立部署ですね。
その中でキーになる不倫問題、健気なドーナツ屋さんが巻き込まれていく姿も本作の見どころでもある。
本作の主題はリコール隠し、いわゆる会社内での隠蔽行為の告発を正義感を持って推し進めていく八角、そこで繋がっていくのが親会社ゼノックの存在である。
いわゆる大手グループに存在する親子会社の繋がり。
脅迫じみた圧力。
現代社会が抱える一番近しい問題でもある。
社会が抱える闇を告発し、乗り越え正義を貫くことがどのような事なのか、それは正なのか、とても考えさせられる作品になっている。
世の中のサラリーマンにはもちろん、これから社会へはばたく新社会人にも観てもらいたい作品である。
【原作】池井戸 潤さんの小説 七つの会議
原作ではゼノックスなどの社名等の相違点があるとの事。
一度読んでみて頂きたい。
【twitter】@takuma222takuma
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