自分は何者でもない。
こんにちは。
Takumiです(^^)
海外で仕事をした時に気づけて本当によかったなということ。
タイトルに書いてある通りですが、
「自分は何者でもない」
ということです。
日本で働いていた時の美容室はかなり大きい美容室で、
毎年新入社員を採用していたので、
4月になれば先輩になり、
部下ができ、
教育をするようになる。
成果がはっきりとでていなくても上の立場になっていました。
当然、新しく入ってきた子はわからないことばかりなので私が教えたり、指導します。
それが4年目、5年目になってくると、
新入社員を教育している2年目、3年目の子を教育するようになります。
その頃になってくるとだんだん仕事でも成果が出てきはじめ、
お客様が増え、
多くのスタッフに質問されるようになり、
自分が立場ある人間であるような気になるありました。
しかし、
一歩日本を出て、誰も自分のことを知らない環境に飛び込んでみると、今までとは違う現実ばかりです。
わかっていたつもりですが、実際に経験すると思った以上の衝撃でした。
誰も自分のことを知らない、今まで当たり前のようにあった評価はなく、向こうから歩み寄ったり、気を遣われるようなこともない。
言葉もできない外国人なので当たり前といえば当たり前なのですが。。。
今まで日本で受けてきた当たり前の扱いが一変しました。
何者でもないという評価を感じて初めて気づきましたが、
他人と関わることでしか、人の価値は生まれてきません。
自分の存在、自分の価値は自分自身で創っていくしかないのです。
自分から歩み寄り、人との関わりを増やし、
自分で動いて仕事で成果をだす。
言葉ができない分、ヘアデザインでお客様にも一緒に働いているスタッフにも認めてもらう。
誰よりもヘアデザインにこだわり、言葉の通じない外国人美容師(僕)にお金を払う価値があると思ってもらう。
誰よりもヘアデザインにこだわり、言葉の通じない外国人(僕)と一緒に仕事をしよう、一緒に居ようと思ってもらう。
周りからの働きかけではなく、
自分から他人に働きかけ、自分が発して自分の居場所を作っていく。
一歩外に出れば自分は何者でもなく、
過去にやってきたことはなんの関係もなく、
自分が現在いる場所・環境で、
なにができ、
なにをするかを見極めて、
成果をだすことで、
自分の価値、存在が初めて生まれると気づきました。
どれだけ長く居る環境・場所だろうと、
過去にどれだけのことをやってこようと、
今日なにをするか、
どういう関わりをするか、
を大事にしていきたいですね。