アジア最貧国バングラで山口絵理子さんの挑戦がすごい!
「裸でも生きる」って本を読みました。めちゃくちゃおもしろかったです。
2007年9月19日発刊だったので、僕はだいぶ遅れてますね。それでも今だに日本橋丸善のビジネス本コーナーで平積みされてたんですからやっぱりすごい本なんです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062820641
内容はこの本の著者である山口さんの生まれてから、アジア最貧国のバングラディシュでビジネスを立ち上げる(25歳くらい?)までの奮闘記が書かれています。
彼女は小学生の時にいじめに逢い、紆余曲折がありながらも日本の教育システムを変えたいと、高校3年生の時に政治家になることを志します。
大学生活の中で「開発学」という途上国が先進国のように豊かになるための理論があることを知り、のめり込みます
世界には社会的システムが原因で学校に行けない子供たちが数億人いるんだ。私の使命はここにある。
その後ラテンアメリカ向けに援助や融資を行う国際機関に夏季限定で働くことになるんだけど、そこでは思っていたのとは違う世界があったそうです
職員はみんなもともとお金持ちで高学歴、発展途上国に行ったことすらない人たちばかり、たまに出張で途上国に行っても高級ホテルに泊まり、現地の事情に生で触れることはない。
そんな彼らが理論だけで作った政策をトップダウンで実施する。それで本当に国が豊かになるのだろうか
大きな疑問を持った彼女は実際に現場に行くことを決めます。場所はそう、アジア最貧国のバングラディシュ
1週間の滞在で「この国をもっと知りたい」と思い、バングラディシュの大学に入学を決める。そして運命の物と出会う。「ジュート」だ。
ジュートとは
バングラが世界の輸出量の90%を占める天然繊維であり光合成の過程で綿などの5倍から6倍の二酸化炭素を吸収、廃棄しても完全に土に還るなど非常に環境に優しい素材
である。
貧困にもいくつか原因があると思うけど、「仕事がない」ということが大きい。仕事がない=お金がない、貧困になる。
バングラで人を雇い、このジュートを使いバッグを作る。それを日本で売る。得た利益でもっと人を雇いもっとバッグを作り、日本で売る。
仕事があって給料をもらい、人がお金をたくさん持つようになれば、物をたくさん買うようになり、物の需要が増える。
物の需要が増えれば、それに携わる会社 (製造、運搬、販売)はもっとたくさん作れば、たくさん売れて儲かる!と考え、たくさん人を雇う。
すると仕事がありお金を持つ人がもっと増え、さらに物がたくさん売れるようになる。こうやって経済は循環しながら発展していく。脱貧困だ。
実際はこんな単純にいかないんだろうけど、これを本気でやろうと山口さんは挑んでいる。
すごいですね。感嘆しました。影ながら応援してます。
ネットで調べたらこの山口さんの店マザーハウスっていうんですけど、HPからネットで買えます!恋人へのプレゼントにどうですか?
http://shop.mother-house.jp/item_list.html?_ga=1.58308074.1953341754.1453605377
俺もビジネスバック買おうかな。。。
あとマザーハウスの店舗が2/19(金)に我らの地元名古屋星が丘テラスにOPENするようです!http://www.mother-house.jp/magazine/news/610
東海地区初出店だそうですのでぜひ一度行ってみたいですね!
これからも彼女のような人がどんどん増えていくと思いますし、そうであってほしいです。日本からだけではなく、他の先進国からも続々とね。
そして少しずつでも貧困問題が解消されていけばいいけど、今度は食料問題とか出るんだろうな。。。
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