
【人生が変わる人との付き合い方③飛ばさない】
「一生懸命頑張って働いているのに…」
「会社(お店)の為を思ってやっているのに…」
より良いものにしていこうと頑張っているあなた。
それが評価されていたら素晴らしい。
評価されるべきです。
「あなたの為を思って言っているのに…」
「もっと成長してほしいから言っているのに…」
より良い人になってほしくて、教育をしているあなた。
評価されていたら素晴らしい。
信頼されるべきです。
より良いものを目指して行動して、評価されなかった。
むしろ叱られてしまった方はいないでしょうか?
叱られた内容も、
「あなたのやっていることは素晴らしい、・・・だけど」
”だけど”と続いて、関係のないところを指摘される。
そんな方いませんか?
<”普通”に変わった時、”薄れていく”もの>
新人教育を例にします。
あなたは新人の教育係です。右も左もわからない人を、サポート、教育していかなければなりません。いろいろ考えて、覚えておくべきことを順序だてて新人に伝えていきます。今までに起きたトラブルなどを例に挙げて、解決策なども教えていきます。
1ヵ月、3ヵ月と経つにつれて、あなたが教育した新人はもう一人立ち。
あなたも、この人はもう大丈夫だと安心する。
そして、これからも一緒に働いていく。
はじめの頃は、あなたは新人の行動を常に気にかけていました。
この人は今何を考えて動いているのか。
いまは、このような状況だからこうしようとしているのではないか。
常に新人の思考を出来るだけ先回りで考え、予測して、その都度適切なサポートをしてあげる。言葉を交わして、今何を考えているのかコミュニケーションを取る。
とても、労力のかかるものです。そして素晴らしいです。
そして一緒の目線で話せるように、少しずつですがそうなっていくでしょう。
それからは時間の経過とともに、
とある過程が薄れていきます。
<方程式>
[状況]+[解決策]=[行動内容]
「今はこんな状況だから」
+
「こうしていこうね」
=
新人「わかりました、そうします。」
実際現場での言葉の言い回しは少し違っていても、これの積み重ねが、最初の頃にはありましたね。
人間関係が上手くいかないひとほど、どんどんコミュニケーションの過程を削っていきます。
指示される側にも考えていることはあるのに、それを意見交換もできないまま指示が飛んでくるから、従うしかないのだけれど、少しずつ不満が募ります。なぜ今その指示が飛んできたかがわからないと、思われるようになっていくうちに、頭ごなしに言ってくる人だなと認識されます。
コミュニケーションがうまい人は、頼み事に理由を添えます。
「いま現場はこんな感じだから、いつもとは違うけどこれお願いね」と。
毎回やるのは時間効率が悪いかもしれません。
五回に一回とかで良いんです。
この人はちゃんと、考えてくれてるんだなと思ってもらえるだけで、人間関係の悪化は未然に防ぐことが出来ます。
毎回頭ごなしに言うだけだと、
「この人、なんにも私のこと見てくれてないな」
と感じます。
この差が、揉める人と揉めない人の差なんです。
突っ走らないで、一度コミュニケーションの過程を飛ばしていないか再確認してみましょう。
一人だけ突っ走れば、だんだん周りの人はついていけなくなりますよ。
いいなと思ったら応援しよう!
